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きよの漫画考察日記1369 あひるの空第16巻

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1巻丸ごと大栄戦ですね…

お月様

さて大栄の二番手PG玉山鉄男、いきなりやらかしちゃいます。
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あまり知られていないルールですが、ボールを持ったままパスもドリブルもせずに5秒経つと反則になってしまいます。そんな反則犯す奴いないだろなんて思うかもしれませんが、ライン際でダブルチームをかけられた時なんかにボールを出せずに5秒経ってしまうってのはよくあることなんです。


さて攻めるクズ校。
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フラッシュというバスケ用語、これもまぁ明確な定義があるわけではありませんが、言葉の本来の意味からすれば普段動かない選手が急に動き出すことを指してたんだと思うんですけどね。それが転じてインサイドプレーヤーがボールを受けるためにボールサイドに上がっていくプレーを指すように変化していったんではないでしょーか。

そしてそのスペースに走り込むヤス。
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相手がマンツーマンでくる限り、ゴール下には必ずスペースが生まれます。そしてそのスペースは見つけられるしそこに走り込むこともできるんです。だけど…そこにいいタイミングでパスが来ることが滅多に無いんですよねぇ…

さて第2クォーター、クズ校は茂吉を投入しますが大栄は真っ向勝負。
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バスケは高さとの戦いのスポーツです。自分より大きな選手をいかに抑えるかというのはバスケに永遠に付きまとうテーマです。俺みたいな選手はともかく、インサイドプレーヤーは大変ですよ…

さてクズ校のボックス1DFに対し大栄OFの選択は…
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ゾーンOFとはゾーンDFを崩すことに特化したオフェンスフォーメーションの事を指します。マンツーマンDFに対してはスクリーンプレイがOFのメインになってくるんですが、ゾーンDFに対してはこれが通用しない局面が多くなります。やはりゾーンDFに対して幾つかのナンバープレイを用意しているチームがほとんどでしょう。あらかじめ用意してるとしてないとでは大違いですからね…

さて空の一瞬の隙を突いてノーマークになった鉄男。
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たしかに部活でバスケをやってた頃はこんな事考えてましたね。このシュート外したら次の試合の出番は無いなとか、さっきのミスは監督への印象悪いなとか。そんな事ばっか考えてたからさ、部活時代に試合を楽しいと感じた思い出が無いもんなぁ…

さてPFとして登場した大栄の糸賀正臣、百春にリバウンドを取らせません。
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バスケのリバウンドといえばスクリーンアウトです。これは背中で相手を抑えながらリバウンドを取るという基本中の基本ですが、これが発展して相打ちというプレーがあります。これは背中ではなく身体の正面で相手を抑えるというプレーです。スクリーンアウトが相手を抑えながらリバウンドを取りにいくのに対し、相打ちは自分がリバウンドを取れない代わりに相手にも取らせないというプレーです。リバウンドは取らなきゃいけないものではなく、相手に取られさえしなけりゃいいんだという発想のプレーなんです。

さてクズ校が敷いたボックス1DF、致命的な弱点があります。
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ペイントエリアを4人で守るこの隊形、割られちゃうんです。無論それはゾーンDF全てに共通するところではあるんですが、ダイヤモンドに組まれた陣形よりもボックスに組まれた陣形の方がドライブしやすいという面はあると思いますよ…

さらに大栄は198cmの茂吉のポイントから164cmの鉄男が攻め込みます。
酒巻「小さい選手は技術に頼りがちになる。3ポイントやパスのスキルをいくら上げたって、そりゃああくまでも+αにしかならねェ。小さい選手にとっての最大の武器はドライブなんだ。」
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大きいOFに小さいDFがつく、そりゃもちろんミスマッチです。当然のことです。がしかし逆に小さいOFに大きいDFがついてもそれもまたミスマッチになるということですな。まぁたしかにその通りでさ、シャックに対してアイバーソンがDFしても止められないけど、アイバーソンに対してシャックがDFしてもそれはそれで止められないもんね。これもまたミスマッチの一形態なんでしょう。

さらに茂吉のところから攻める大栄、外に出てこない茂吉に対してヤックは…
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3ポイントを打つセンター、まぁいないことはない。いないことはないですが、やはりそれをOFオプションとして組み込むのが難しい。PGとかの立場だとできればやって欲しくないプレーですよね…

そしてハーフタイム、空の母親と旧友である酒巻は…
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DNAははたして両親の運動能力を子供に伝えてるものなのでしょーか?無論親子二代でプロスポーツ選手というパターンはよく目にします。がしかし両親はプロだったけど子供はダメだったという逆のパターンはその1000倍は存在してるでしょう。体格は遺伝するかもしれない、だけどセンスや運動能力は遺伝しないというのが俺の考えです。仮に遺伝があるとしても、それは後天的なものに比べれば些細な程度なんじゃないのかなぁ…

そしてここで鷹山と出会った空。身長149cmの空が158cmの鷹山に宣言します。
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NBA史上最も身長が低かったのはマグシー・ボーグスの160cm。ダンクで日本でも有名なスパッド・ウェブやアール・ボイキンスも170cmなかったと言われていますが、じゃあ彼らがNBA最高の最小プレーヤーなのかというとそーでもない気がします。結局のところその議論はNBAにおける最高のPGは誰かという議論に吸収されてしまいますからね…

さて第3クォーター開始早々、舌を出しながらシュートを決める不破を茂吉が解説。
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実際にこの効果があるかどうかは眉唾モノです。全ての人間にこの効果があるとはいえないでしょうし。ただ舌を出すことによるリラックス効果というものはあるでしょーね。奥歯グッと噛み締めてるとパワーは入るけども緊張もしちゃいます。舌を出すことによる脱力、この効果は存在してるかなと思いますがね…

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