意図は分かります。人間が歩行する際には左右どちらかに体重がかかりますからね、それが隙になるというのは分からんでもない。正中線を揺らすことなく移動できればたしかにこの意味での隙はなくなりますが…実際にやろうとすると非常に奇妙な歩き方になってしまいます。一度やってみてください(笑)
空手における構え方は無限ですが、基本的には半身に構えて左手を前に出し右手は引くというのが一般的でしょうか。ボクシングとは異なり半身に構えるのは、被打撃面を少なくするという目的と、蹴りが出しやすい、この2点が主なんでしょうけどね…
つーわけでこれで御殿手をかいくぐり正拳5連撃を叩き込んだ独歩でしたが…勇次郎はノーダメージ。
さて勇次郎の高速での連撃、普通なら目で追えない速度なんですが…独歩は両の目をバラバラに動かすことでこれを見切ります。
打たれ強さを鍛えるのは難しいもんです。もちろん腹筋を鍛えて腹の打たれ強さを鍛える方法は一般的ですが、腹以外はどーやって鍛えるのかというと…これは「あらかじめ痛みに慣れておく」これしかありません。初めて味わう痛みに対しては人は狼狽してしまいますが、経験した事のある痛みなら耐えられるもんなんですよね…
さて勇次郎の高速での連撃、普通なら目で追えない速度なんですが…独歩は両の目をバラバラに動かすことでこれを見切ります。
これが散眼!
これ、できる人いたらかっちょいいけどね。右目は上で左目は下向いてるなんてことができたら宴会芸としては充分ですが…はたしてその時視界というものはどうなってるんでしょうかね?
そんなこんなでついに勇次郎がオーガ(鬼)と呼ばれる所以が明らかに。勇次郎の背中には実際に鬼がいるんです!
どれが何筋なのよ?という話ですな(笑)
ちなみによく広背筋が発達してるとか言いますが実際には広背筋というのは脇腹から腰にかけてあたりの筋肉を指します。この鬼の顔の大部分を形成している筋肉は僧帽筋です。ステロイドを使うとまずこの僧帽筋が発達してくるらしいですからね、打ちまくればこの鬼の顔を実現することも不可能ではないのかも。
さて重症を負いつつも立ち上がる独歩に敬意を表し…
哭いているというか…困ってる顔にも見えますけど(笑)