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きよの漫画考察日記1049 風の谷のナウシカ 後編

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さて風の谷に戻ってきたクシャナ、彼女は腐海と蟲が大嫌いなんです。
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ここからミサイルでも出ればカッコいいんですがね(笑)
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いったいどんな傷があるというんでしょーか。もしやあの両足も義足なのか⁉


さてここで問題発生。風の谷に残っていた胞子が瘴気を発生させます。

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緊迫した場面にちょっと微笑ましい子供のやりとりなんですが、合言葉を要求したこの青い帽子の少年、この子の声は実はトトロのメイちゃんです。一方事件を知らせに来たオレンジの帽子の少年の声は実は…
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ちびまる子ちゃんなんです。この合言葉のシーンはメイちゃんとまるちゃんの夢の共演なんですよ…
ちなみにまるちゃんの声優は「TARAKO」なのでエンドロールを見てると凄え目立つんですよ。そしてジブリ映画のエンドロールを見てるとこのTARAKOという名前はナウシカ・ラピュタ・トトロの3作品に登場します。ラピュタではパズーの親方のところのお嬢ちゃんの声なので分かりやすいんですが、となりのトトロにおいてどこに登場しているのかははっきりいって激ムズです。2.3回見たくらいではまず気づけませんよ…


さて腐海を脱出したナウシカはペジテへ。そこで風の谷壊滅作戦を聞いちゃいます。

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このおっさんはペジテの市長。声はエヴァンゲリオンのキール議長です。王族がいて市長もいる…ベジテの政治形態はどんなことになっとるんでしょーか?


その頃風の谷では反乱発生。
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ゴルの後ろにいる城オジは「ギックリ」といいます。ギックリの声は…ドラゴンボールのナレーションの声ですね。俺的に1番分かりやすいのは一反もめんの声ですが。

さらにもう1人。
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この城オジの名は「ニガ」です。ニガの声はね…めぞん一刻の一ノ瀬さんの旦那さんの声です。そんなの誰も覚えちゃいねーでしょうけど(笑)

つーわけでゴル、ギックリ、ニガは戦車を奪取。
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崩れる橋や壁の上を走り抜ける、これも宮崎アニメの定番ですわな。


さてさてペジテのブリックに拘束されたナウシカ、そんなナウシカを助けてくれたのは…
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いつの時代もどんな世界でも、戦を嫌い殺戮を嫌うのは常に女性であるということでしょーかね…たしかに全人類が女性であったならば世界から戦争は無くなるよーな気がします。
ちなみにラステルのおかんの声もハイジに登場しています。この人の声と同じですな。
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誰だっけこれ(笑)この人はね、ペーターのおかんのブリギッテさんです。ペーターの家はおかんもおばーちゃんも最高に優しいんよね…
ちなみに服を取り替えてナウシカの身代わりになったペジテの少女の声は魔法の天使クリィミーマミと同じです。


さてトルメキアに襲撃されて絶体絶命のペジテのブリック、助けに来たのはもちろんこの人!
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ユパ様はこの登場の仕方がお気に入りなんでしょう。それにしても飛行機から飛行機に飛び移るとは…


その頃風の谷では城オジトリオが捕虜に。
クシャナ「どうだ、決心はついたか。降伏を勧めに行くなら放してやるぞ。」
ギックリ「あんたも姫さまじゃろうが、わしらの姫さまとだいぶ違うの。」
ゴル「この手を見てくだされ。」
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クシャナ「腐海の毒に侵されながら、それでも腐海と共に生きるというのか?」
ギックリ「あんたは火を使う、そりゃわしらもチョビっとは使うがの。」
ゴル「多すぎる火は何も生みやせん。」
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ギックリ「わしらは水と風の方がええ…」

……まぁ結局のところ風の谷のナウシカという作品に込められたメッセージとは「人間による自然破壊の愚かしさと核兵器への警鐘」という点に帰結するんでしょーが……俺はね、映画のメッセージ性というものをことさらに強調する風潮は嫌いです。「観てて面白いか否か」それが全てです。映画に込められたメッセージ性が強いか弱いかに関わらず、面白いのは面白いし、つまんねえのはつまんねえ。映画だけじゃなく漫画にしたってスポーツにしたって、およそエンターテイメントと呼べるものは全て「面白ければなんだってアリ」メッセージ性なんてものはあってもなくても一緒です!


つーわけで風の谷へと向かう王蟲の群れに追いついたナウシカ。 photo:01  


なかなか上手い戦術よな。蟲が人類にとって驚異であるのならば、逆に蟲を軍事利用してしまえという発想は至極当然なことなのかも。共存しようと考えるナウシカ達の考え方の方が特殊なのかもね…

さてなんとか王蟲の暴走を止めようとするナウシカ。

photo:03


この乗り物は「飛行ガメ」と呼ばれているんですが、いかにして揚力を稼ぎ、推進力をどこから得ているのかは謎。エンジンはあるんですがプロペラも翼も何も無いからね…

つーわけでさすがはユパ様の弟子、ナウシカも飛び移るのが得意です。

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ナウシカにラステルの面影を重ねて撃つのを躊躇したこのペジテの青年の声は、北斗の拳のユダ様の声です(笑)「俺はこの世で最も強く、そして美しい!」

そんなこんなで王蟲を救出。

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冷静に考えるとね、素で蟲に語りかけるナウシカはかなりイタい子です(笑)現実にそんな子が居たらドン引き間違い無し。犬や猫ならいいけども蟲はなぁ…

そしてここからのシーン、ついつい見逃してしまいがちなんですが…

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ナウシカは白いズボンにペジテの赤い洋服を着ておるわけなんですよ。だけどもこの後…

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服もズボンも青に変化。そーなんです、ナウシカの服は王蟲の体液で染まったんです!ラストシーンの印象だけが強くていつの間に服の色が変わったのか、結構知らない人が多いのでここで挙げてみました。


さぁそれでも止まらない王蟲の群れ、そんな中ついに復活!

photo:03


巨神兵!!
映画版だけ見ると巨神兵は単なる「破壊兵器」なんですが、実際には巨神兵は「裁定者」です。現代社会でもさ、北朝鮮問題やイスラエル問題、竹島問題みたいに当事者間での解決がほぼ不可能な問題が多々あるでしょ、こーゆー問題に対して1000年前の人類は巨神兵を造り出してその問題の裁定を委ねたんですよ。つまり「独断で武力行使できる生きた国際司法裁判所」みたいな役割だったんです、巨神兵ってのは。

そしてここでクロトワの名セリフ。

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まぁ気持ちは分かります。俺もフルーチェやチューペットが固まるのをどーしても待ちきれない子供でしたから(笑)

ちなみに、もしちゃんと時間をかけていたならば巨神兵はこんな感じで復活します。

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空も飛べるし言葉もしゃべれるスーパー兵器。しかも日本製なんです!

photo:05  


巨神兵の牙の部分なんですが、よーく見ると「東亜工~」と書いてあります。さすがロボット大国日本!

さぁクシャナ様が命令しますよ…
クシャナ
「焼き払え!」

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プロトンビ~ムゥゥ!!
プロトンとは何か、これはすなわち「陽子」です。では陽子とは何か、これはすなわち原子核を構成している「粒子」です。つまりプロトンビームとはこの粒子を高速で発射しておるわけです。それ以上の解説は帝都大の湯川先生にでも聞いてくれい(笑)


さて腐り落ちた巨神兵、残る希望はナウシカだけですが…

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もちろん弾き飛ばされます。まぁよかったんじゃないでしょーか、もし踏みつぶされてたら肉片も残らなかったでしょーからね…

つーわけでナウシカ死亡。

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あれだけの突進をくらって無傷なテトと子王蟲の強運っぷりに感服。

つーわけでナウシカ蘇生。

photo:09  


あそこまでブッ飛ばせば首の骨くらいは折れてるでしょーからね、そっちを治療してあげた方が…



つーわけでザオリクかアレイズをかけられたかのごとく元気に回復したナウシカ。

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触手の上で戯れる…やっぱちょっとイタい子です、ナウシカって(笑)

さて目が見えないのにいろんなものを感じ取れる大ババ様。

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ここでちょっとウルッときてしまいましたしょぼん婆ちゃんに泣かれると弱いよな…

そして子供たちによる解説。

photo:01  


赤い服の女の子、この子はハットリくんのケン一氏の声なんですが、問題は緑の服の女の子の方なんです。劇中では赤い女の子の方がよくしゃべるんであんま目立たないんですが、この緑の服の女の子はこの声なんですよ!

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フグ田タラオ!
タラちゃんの何が凄いかというとね、1969年の放送開始から40年以上も一度も声が変わっていないんです。つまりタラちゃんの声優さんは40年以上ずーっと3歳児の声を演じておるわけですよ(ちなみにサザエさん・波平・フネの声も1969年から変わってない)これはちょっと凄いなぁと思ったら、なんとイクラちゃんの声も1969年以来ず~っと1人の声優さんが担当しておるそうです。もうお婆ちゃんだろうにな…


つーわけで伝説は現実となりました。

photo:03  


うまくまとまりましたね。2時間という制約のある映画の中なら伏線は1個あれば十分かもしれません。伏線を張り巡らす数ではなく、その伏線の回収の仕方で映画の面白さは決まるのかもなぁ…

つーわけでハッピーエンドということでよいでしょう!

photo:04  


う~む…まぁ読み終わってから気付いたことなんですけど…………漫画で読むよりも映画を観た方が早いわ(笑)


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