さて黒士舘との練習試合、相手のスクイズに対して沢村は…
こーゆースクイズ封じ、理屈的にはできなくはないですよ。だけど左投手の沢村がこれをやるには無理があるんではないかなと。左投手だと三塁ランナーがスタートを切ったかどうかが確認できませんからね。まぁ江夏豊ができたんだから可能だろと言ってしまえばそれまでのことですが…
こーゆースクイズ封じ、理屈的にはできなくはないですよ。だけど左投手の沢村がこれをやるには無理があるんではないかなと。左投手だと三塁ランナーがスタートを切ったかどうかが確認できませんからね。まぁ江夏豊ができたんだから可能だろと言ってしまえばそれまでのことですが…
そんなこんなで1軍へ昇格できたのは春市と沢村。
プロ野球のベンチ入りは25名までですが、高校野球における甲子園でのベンチ入りは18名までです。じゃあなぜここで20名選ぶのかというと、地区予選のベンチ入りは20名まで許されるという都道府県が多いからです。おそらくですが南北北海道・富山・福井・兵庫・岡山・鳥取・山口だけが地区予選も18名まで、他の都道府県は20名までのベンチ入りを認めていると思います。
つーわけで最後の大会にベンチ入りできなかった3年生に対し…
つーわけで最後の大会にベンチ入りできなかった3年生に対し…
監督「これまでの2年間…お前らは本当によくがんばった。熾烈なレギュラー争いに厳しい練習…辛く悔しい想いなどいくらでもしたことだろう。だがお前らは決してくじけず、最後までこの俺についてきてくれた…」
さて勝ち残った1軍メンバー20人。
本当は3年生全員ベンチ入りさせてあげたい、それはどの監督も思っていることなんでしょーがね…
つーわけで落選した3年生。
「覚悟はしていた…たとえ選手に選ばれなくても…絶対に後悔しないと…けど…けどやっぱり悔しい…」
ただ先ほども述べたように、地区予選と全国大会は全く別の大会です。もちろん地区予選を戦ったメンバーで全国大会にも挑むという高校が多いでしょうが、これは自由に組み替えることも可能です。1軍メンバーが地区予選で怪我することもあるでしょーしね。つまり地区予選の段階でベンチ入りメンバーから落選したとしても、全国大会に出場すればもう一度ベンチ入りできる可能性は残されているわけです。
結城「俺たちにできることはただ一つ…」
こーゆーところにさ、プロ野球とはまた違った高校野球の魅力があるわけですよ…
さて1軍に選ばれた沢村と降谷、まず叩き込まれるのはセットプレー。
野球ではアウトカウント、ランナー状況、打球の方向等に応じて各ポジションの選手がどう動くべきかというのが細かくマニュアル化されています。そして思いのほかこのマニュアルで細かい動きが要求されているのが投手なんです。素人目には分からないでしょーがね…
つーわけで始まった地獄の夏合宿。
いやいや、これは無理!2本やったらもう逃げ出したくなりますからね…ちなみに野球のダイヤモンドは1辺90フィート、1周で360フィート、およそ110mになります。もちろん直線的には走れないので実際は120m以上走っているでしょうが、これを100本は無理!絶対に無理!