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きよの漫画考察日記1471 キャプテン翼第17巻 後編

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つーわけでここからは日本vsアルゼンチン。ちなみにアルゼンチンはディアスだけのチームではありません、この名脇役がいます。
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アラン・パスカル!
名前からしてパスを出すために生まれてきたような選手です。ただアルゼンチン黄金コンビの残念なところは翼・岬の黄金コンビとは異なりディアスの本気にパスカルがついていけないという点ですな。どちらかといえば東邦黄金コンビに近いのかも(笑)

とはいえパスカルも相当の能力を持ってはいます。
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次藤の股間を滑り抜けるディアスに続けて…
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何をしとんだ次藤は(笑)

そして開始1分でディアスがとんでもないシュートを決めます。
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側転バク転バク宙オーバーヘッド!
これはやろうと思えば実現できるシュートです。内村航平が200回くらい挑戦すればできるんじゃないでしょーか(笑)

さらに止まらないファン・ディアス。
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前転シュート自体は翼くんも小学生時代に決めておるんですが、ディアスはこの前転シュートでカーブをかけるという一歩上の技術をみせてくれます。

これで2-0、さらにディアスはドライブシュートで3点目を決めて開始10分で…
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決勝の相手は西ドイツじゃなくてアルゼンチンでよかったんじゃないの?と思わせるくらいの天才っぷりです。ちなみにディアスはこの大会において2試合で9得点という化け物のような数字を残しますから。シュナイダーやピエール以上の怪物です、それがアルゼンチンの至宝ファン・ディアスです。

さてと、こーゆー展開になったからには日本が4点取るという展開になるということは子供でも分かります(笑)問題はそのバリエーションをどーするかという話なんですが、まずは翼くんのドライブシュートから反撃開始。
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ここで初めて披露されたドライブパス、こんなの受け手にとっては合わせづらいことこの上ないですけどね…

つーわけでドライブパス→タイガーショットの夢の共演!
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ドライブタイガーショット!
ドライブパスにタイガーショットを合わせるのが「ドライブタイガーショット」なんですが、翼と日向がツインシュートにいく場合は「ドライブタイガーツインシュート」になります。似たようなネーミングですが両者は全くの別物なわけです。

これでスコアは1-3、さらに追いかけざるを得ない全日本は新田がランニングボレー隼シュート!
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やっぱダメか(笑)この程度の演出ではゴールは割らせてもらえません。ドライブタイガーショットに匹敵する演出が必要だということですね…

まぁそーゆー理由もあったので、全日本の2点目は絶対に実現不可能な超絶必殺技です。この必殺技を知らない男は俺の世代には1人たりとていないはずです。その主役は…立花兄弟&次藤!
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ファミコン版だとさ、次藤がセンタリングを上げてさらに立花兄弟も飛ばすという離れ技もできた記憶がありますけどね…

そして3人でタイミングを合わせます。
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「タイ!」(笑)改めてキャプテン翼を読んだ時にね、笑かせてくれるのは若島津と次藤ですね。気になるのは井沢ですけどね…
つーわけで…発射!
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人間2人を軽々飛ばす次藤洋、我々は彼のことを「発射台」と呼んでいます(笑)仮に立花兄弟の体重がそれぞれ50kgだとしても、それを片足で飛ばすんですからね…

そしてここから繰り出されるのがキャプテン翼における空前絶後の最大必殺技。
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スカイラブツインシュート!
さすがの我々といえどもこれを実行してみようとは思いませんでしたね。そもそもスカイラブハリケーン自体がプールの中じゃないとできない技なんですよね、それよりも難度が格段に高いスカイラブツインシュートを実現できる場所があるとすれば、それは無重力空間しかありません(笑)

がしかし、このスカイラブツインには欠点があります。
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毎回ね、立花兄弟が2人そろって負傷するんです(笑)これぞ本物の双子のシンクロニティーですよ…

つーわけで3-2に追い上げたところで後半へ。点を取りに行く翼、それを徹底マークするディアス。
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インドかどっかでゴールを決めた後にバク転した選手が着地に失敗して死亡するという事故がありました。バク転やっちゃダメとは思いませんが、せめてグラウンドが芝じゃないとね…

そして岬くんが上げたセンタリングに翼は側転バク転バク宙オーバーヘッド!
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このアルゼンチン戦、実は翼くんは1ゴールも奪うことができません。翼くんのシュートはことごとくディアスに止められちゃうんです。その代わりに1試合5アシストという驚愕の数字を叩き出すんですけどね…

さてアルゼンチンの選手で覚えておくべきなのはディアスとパスカルの他にもう一人。
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ガルバン!
キャプテン翼には時々どー考えてもサッカー選手だとは思えない巨漢が登場します。このガルバンもその中の一人ですね、なんつっても掛け声が「うおりゃおりゃっ」ですから(笑)

さてダメ押しの4点目を取りに行くディアス、再び前転シュートにいきますが…同じシュートを2回もくらうのは森崎だけです!
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縦回転ニールキックでディアスを粉砕(笑)う~ん、まさにサッカーは格闘技だ…

さて若島津が守ったボールを松山→日向→翼と繋ぎますが、やはり翼のシュートはディアスがブロック。がしかし全日本にはもう1人、点を取れる男が残ってるんですよね…
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この岬くんの跳躍力(笑)8mくらい飛べてるんじゃないでしょーか…

つーわけで追い上げる日本の3点目は岬太郎!
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岬くんには必殺シュートがありませんからね、これも致し方ないところか。将来的にはブーメランシュートとSSSという必殺シュートを会得しますが、むしろこれは不要感があります。岬くんは永遠に翼くんの影でよいと思いますし、その方が岬くんの個性が目立ちます。


つーわけで3-3の同点に追いつかれたアルゼンチン、普通ならここで終わりです。日向あたりに逆転ゴールをくらって終わりのはずなんですが…それを阻止したのはパスカル!
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パスカルも地味にいい仕事はしてるんです。攻撃面はディアスとパスカルで充分ですからね、あとは守りに何人か良い選手がいればアルゼンチンは西ドイツだって倒せますよ…

そしてアルゼンチン必死の守りからボールはついにディアスへ。ここからキャプテン翼の歴史に燦然と輝くファン・ディアスのスーパープレーが始まりを告げます!
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まずは「全日本の隼」新田と「軽わざ師」佐野を突破。


さらに…
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うひゃひゃにひひ「鋭利なMF」井沢くんだって(笑)腹痛え…


さぁ止まらないディアス。
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「ガッツマン」石崎を抜き去り…
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くっくっくっにひひ「動く岩石」だって(笑)それは何なの、褒めてんのけなしてんの?

残りDFは2人。
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「エース殺し」早田くん、この大会では全く相手エースを殺せていないですけどね…


そしてラスト1人。
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松山の愛称は「ねばりのディフェンススイーパー」でした(笑)


そしてさらにさらに…
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手刀が地面に「ズゴッ」と刺さってます(笑)



そーゆーわけでファン・ディアスが成し遂げたのは奇跡の8人抜き!
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これは少年心に焼き付いたビッグプレーです。まぁ後に翼がスペイン2部で11人抜きというトンデモ記録を作ってしまうんですが、リアリティがかろうじて残るのはやはりこの8人抜きまででしょうかね。ファン・ディアスこそがキャプテン翼における最高のドリブラーだと断じてしまって構わないと思えるほどに、当時の少年たちの心にこの8人抜きは刻まれました!

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