つーわけで大晦日を一緒に過ごした小野寺と玲子ちゃん。そんな中しゃべり方のニュアンスから玲子ちゃんが関西人だと知った小野寺。
俺も当時神戸に住んでましたからね、神戸の大震災はモロにくらいました。でもそれ自体は別にいいんですよ。良い思い出ではないけども、今となっては貴重な経験であったのかもしれないとも思えるようになりましたし。ただ、あれを経験していない人間がズカズカとあの思い出に土足で踏み込んできやがるとイラっとはします。神戸の震災のことを神戸の人間に尋ねるのは構いませんよ、しかしそこには最大限の配慮を忘れないでほしいとは思いますね…
さて初日の出を見に来た2人、しかしここで大災害が発生します。
さて皆が呆気にとられる中、この後起こる事態を想定できている小野寺。
三原山の噴火は記憶に新しいところではあります。それに加えて御嶽山の噴火で日本人は改めて噴火というものの恐ろしさを知ったような気がしますが、それでも基本的には他人事ですよね。都市部に住んでいる人間にとっては最も縁遠い災害だろうからね…
これができる奴は強い。何か災害が起こった時にその二手三手先に起こることを読める奴は危機管理能力に優れた人材です。
つーわけでこの大災害が発生してしまいます。
東北のあの大津波、あれを見てしまうとこれに関して簡単にコメントすることはできませんね。もしあの時俺があの場にいたら素直に退避できたか、もしかしたら好奇心で海岸にとどまっていたかもしれないという可能性は否定できません。ただ日本人はあれを映像で知った以上、次に同じような津波が起こった場合の対応を間違えてはいけませんね。今後の教訓とならないんであれば東北の津波の犠牲者が浮かばれませんよ…
さて、相模湾の大津波は過去に現実に発生しています。地上波でさ、死体の映像を流すことがマズいのは分かります。ちぎれた死体なんてなおさらでしょう。だけども、だからこそ報道すべきだったんじゃないかなとも思いますよね。もちろんその映像に不快感を感じる人もいるでしょう、親族の遺体を報道されることに憤る遺族もいるかもしれません、でもそれ以上に伝えなきゃいけないことがあったんじゃないのかと思ってしまいます。死体を映せとは言わないけども、報道ってのはこのままじゃダメになりそうで怖いんですよね…
やっぱ津波の場合は死者数のケタが違います。神戸の震災での死者数は6434人、がしかし東北の津波での死者・行方不明者数は2万人弱。やっぱ巻き込まれた時の生存率が全然違うんでしょうね…
それにしても人口密度が違うとはいえ津波抜きで14万人もの犠牲者を出した関東大震災ってどんだけ凄かったんだとは思ってしまいます。想像するにとんでもない火の勢いだったんだろうなぁ…