鷲巣麻雀は牌が透けて見えるが故にその待ちは当然ある程度読めます。これなら本命47索・58索、対抗が47筒・58筒、大穴で5萬36筒、これ以外のアタリ牌はありません。7索は間違っても切れる牌ではないんですけどね…
鈴木!
この鷲巣麻雀が何年も連載継続してるので自然とこの鈴木もメインキャラへと昇格してきた感じすらあります。すくなくとも安岡よりかはよっぽど良い仕事してますよ…
まぁこれは鷲巣に限ったことではないでしょな。食われそうになった動物や昆虫が必死に抵抗している姿を見るのはちょっと楽しい。人間の本質は残虐なものですからね…
このアガリ見逃しによって待ちは25索しかありえないと鷲巣にミスリードさせたわけです。牌の透ける鷲巣麻雀ならではの技ですが、ここは素直に差し込みを受けてても良かった気もしないではないですけどね…
つーわけで鷲巣が手を回してる間に…
そんなわけでようやくアカギという男が分かってきた鷲巣。
そんなわけで1回戦はアカギの勝利。ようやく鷲巣もアカギの本質を悟ります。
アガリ見逃しのツモ、まぁこんなのは実戦ではよくやることです。特にこの麻雀においては安岡と鈴木がアガるということはまず考えられないですからね、鷲巣さえオロしてしまえば後はツモるだけです。
たしかに鷲巣の言う通り。命知らずという言葉は自分の「不利」に目をつぶっているだけで、手にした「利」はなかなか手放せませんわな。つーか人間である以上それはできないんですよ、普通は。
そしてオーラス、アカギはついに鷲巣に手を曲げさせることに成功します。
これは分かりますね。バカヅキしてる人間に正攻法で挑んでもやっぱ勝てないもんなんですよね。だけどどこかで手を曲げさせるとツキの流れも変わるもんなんです。だから一番手に負えないのは初心者のバカヅキなんですよ、手を曲げることを知らない奴のツキを変える術がないですからねぇ…
アカギと戦うためにはまずこの事を理解しなくちゃいけません。アカギは狂人なんです、狂人を常識では測れないんです。まずはそこをキッチリ把握しておかないとどーしようもありませんからね…