さてイップスから立ち直った吾郎、力でねじ伏せるのではなく大人のピッチング。
これはその通りだと思います、とゆーかこれこそがピッチングの基本です。アウトローとインローにボールが集まっていれば、そうそうヒットなんて打たれるものじゃありませんからね…
威圧感のある投手ってのはやっぱいますよ。だけどそれはテレビ画面からは伝わらない。球場に行っても伝わらない。こればっかしは打席に立ってみないと伝わりません…
投手を評価する指標はいろいろありますが、結局はトータルですから。打たれることはある、失点することもあるというのを受け入れた上で、トータルで良い成績を残すのがプロの投手の仕事ですからね…
闘争心の無い吾郎、漫画の主役として魅力の欠片もありゃしませんね…
オリバー「お前がイップスに陥った原因は、ギブソンJrに打たれたことではなく…」
吾郎の野球人生の最も恵まれていた点は、常に倒すべき目標があったということですな。打倒横浜リトルを目指し、打倒海堂を目指し、そして打倒ギブソン親子を目指しここまで歩んできた男ですからね、そりゃ無意識的に喪失感を感じても不思議ではないですわな…
これも難しいとは思いますけどね。どんな選手だってメジャーを目指し、メジャーに昇格できたらレギュラーを目指す、そこまでは誰だって一緒でしょう。だけどその先のモチベーションを何に求めるのかは難しいところです。
そしておそらく多くのメジャーリーガーがモチベーションとしているのは金と名声。