第141話
「余は如何にして真人間となりし乎」内村鑑三の「
余は如何にして基督信徒となりし乎」より。
お題はTPO。
ゴルフ接待疑惑の取材をゴルフバッグ抱えて答えたり、これは防衛省の元次官の話ですわな。まぁ日本人は汚職系のネタは10日も経てば忘れちまいますからねぇ…
かといってTPOをわきまえようとすると逆に失敗することも。
法定速度を守って運転すると後ろからクラクション、これはまぁ仕方ないことでしょう。こればっかしは世界中どこ行こうが同じですよ…
しかし逆にTPOをわきまえない方が良いことも。
たしかにそーですわな。平和な村で殺人事件なんて起きちゃったら注目しちゃうもんねぇ…
第142話「恥と卵」川上未映子「乳と卵」です。今回のお題はドッペルゲンガーならぬゲッペルドンガー。つまり、ふと自分を客観的に見てしまう瞬間のことです。
たしかにふと「何やってんだろオレ…」と思う瞬間はありますわな…
そんなゲッペルさんを閉じ込めた絶望先生。
たしかに恥知らずな生き方をしてる人は人生楽しそうですけどね。人の目を気にしなければ人生って本質的にきっと楽しいもんなんでしょうね…
そんなわけでゲッペルを呼び出そうとする絶望先生。
たしかにおっぱいパブは最も「何やってんだろオレ…」と思える場所ですわ。間違いない(笑)
第143話「六月の崩袈裟固め」
お題は「雨降って地固まる」しかし固まるどころが陥没するほど修復不能になる方が多いのではという話。元バンドのボーカルvsサイドボーカル、これはフミヤとタカモクですな。まぁ今更チェッカーズ再結成されても困っちゃうしね…
つーわけでどれもこれも修復不能。
マザコン狂言師と協会、これは手厳しいね(笑)マザコン狂言師という表現が秀逸だもんな…
そんな修復不能な関係を仲直りさせるには…
たしかに
中東の笛は酷かった。国際大会で審判を買収するという暴挙がアジア圏ではまだまだまかり通ってますからね、こんな事続けてると欧米が試合してくれなくなっちゃいますよ…
第144話「ククリなき命を」岡田嘉子「悔いなき命を」より。
お題は「主語がデカい人」。そーゆー人は不安なんでしょうね…自信が無いんでしょうね…
そしてあびるちゃんから痛烈な意見。
たしかに
国民的美少女という表現は単位がデカすぎて胡散臭いですわな。このフレーズが似合うのはやっぱり後藤久美子だけかなぁと思っちゃうもんねぇ…
第145話「祝系図」泉鏡花「婦系図」より。
お題は「海の日」。正確には無海の地は8県あります。忘れがちではありますが滋賀県も海はありません。と思ったら単行本では追加でフォローがなされていました。
つーわけでめでたいはずなのに祝えないこともあるわけです。
中国での2人目の子供、これをやっちゃうと年収の3~10倍もの罰金を取られちゃうそうですからね。まぁどこかで人口増加の抑制策は必要なんでしょうが、いずれとんでもないしっぺ返しを招きそうな政策でもありますね…
第146話「いた子さんと兎」野口雨情「つね子さんと兎」より。
死者の声を代弁するイタコがいれば、生者の声を勝手に代弁するダメイタコもいます。いますな、こーゆー輩は。まぁもちろんダメな輩には違いありませんが、もっとダメなのは他人の言葉をさも自分で思いついた言葉のように語る輩です。これが一番みすぼらしい。
第147話「てりやき狂言」泉鏡花「照葉狂言」より。
物事をあまり本格的にやりすぎるとよくないよという話。
市民プールでレーザーレーサーはたしかに周りが引くでしょうなぁ…
つーわけで本格派よりも中核派中格派ぐらいがちょうどいいと。
まぁたしかにレトルトの本格ビーフカレーあたりは背伸びもせずに楽しめますかね…
第148話「失われたオチを求めて」マルセル・プルースト「失われた時を求めて」より。
お題は「絶滅危惧種」。
キックボードに乗ってる若者、たしかに絶滅危惧種ですな。つーかあれは危なっかしくて乗ってられませんでしたげどね…
さらに最近見なくなった絶滅危惧表現。たしかに昔はよく見た表現です。若い子には意味が伝わらないのかもしれませんね…
さらにこんな表現も。
そして絶滅しそうな料理。
クジラとグリーンピースを和えるというのが皮肉たっぷりですねぇ…
第149話「暗中問答」芥川龍之介「闇中問答」より。
ネタを考えても以前書いたネタとかぶるという百物語。考えてみれば俺も久米田漫画を20年以上読んでますからね、そりゃネタの枯渇は読んでて感じることはありますけどね…
第150話「予言省告示」海野十三「予報省告示」より。
報われぬのか分かってる努力について。
切ない結果がわかっているのに風船で飛んでいく人、あれはたしかに報われませんね。海に落ちるの分かりきってるだろうにね…