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きよの漫画考察日記1877 俺たちのフィールド第34巻

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俺フィーもついに完結です…

お月様

さてアルゼンチン戦後半、アベルが登場。
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サッカーにおいて尾骨骨折はよくあることですからね、フェイスガードを装着した選手はよく見かけます。ちなみに若い人は知らないかもしれませんが、日本プロ野球においてもフェイスガードを付けて出場した選手がいるんですよ。
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赤鬼、チャーリー・マニエル!
当時はフェイスガードなんてあるわきゃありませんからね、工夫して自作してたんですよ…

いかんいかん、脱線してしまいました。そんなわけで日本の司令塔である騎場を削りまくるアベルでしたが…騎場は倒れません。
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中田ヒデがよくやってたプレーですな。相手のファールはもちろんフリーキックをもらえるわけですが、そこであえて倒れずに前を向くとチャンスがあるというのはサッカーの常識でしょう。まぁ審判が流してくれるかどうかは微妙だったりするんですけどね…

つーわけで負けない騎場。
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騎場「和也を…あのバケモンを生かしてやっとんのは俺や!もう十何年も前から…な。この足についたキズは、俺だけの勲章や…」
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う~ん、かっちょいいですな。海外サッカーでは主力選手はバシバシに削られてますからね、その中でいかに怪我をしないかということも一流選手には必要なことなんでしょうけどね…

そして後半15分、ついに伊武さんがフィールドへ。
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旧代表とリザーブドッグスの混成チームだった全日本、結局最後はリザーブドックスに占められることになりました。漫画的には旧代表なんてさっさと外しちゃっても良かったんだけど、そこはやはり実際にフランスW杯を戦った選手たちへの配慮ですかね…

そして伊武のフリーキックからのDFのクリアミスが、日本の勝ち越し点につながります。
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いわゆるスコーピオンシュートというやつですな。狙ってできるシュートではありませんし、こんなの誰も狙いはしませんが、こーゆーシュートを咄嗟に打てるFWはやっぱ凄いですよ…

つーわけでアルゼンチン1-2日本。
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ガジョルド、これはマルセロ・ガジャルドのことでしょう。アルゼンチン人にしては珍しくリーグアンを主戦場にしてた選手です。やはりアルゼンチン人はリーガかセリエAという印象が強いですもんね…

がしかしダミアンの超絶フリーキックで再び同点。落ち込むかに見えた日本でしたが…
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ヤマキの選手やお嬢様だけでなく、和也と騎場の高校のチームメイトもいますね…

さらに日本国内では…
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騎場の両親と松戸屋、タクローの妹の水希ちゃん、騎場の初恋の薫姉ちゃんとコージ、ヴェルディのアモロス、デルフィネスのコルテス、鹿島のジーダ、あきらさんの兄貴の時任さんとミゲーレと八木くん、勢揃いです。うん、最終巻っぽいですな(笑)

そして和也は観客席に見つけちゃいます。
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髪の毛長ぇなぁ…

つーわけで試合は同点のまま1分間のロスタイムに突入。ここで突破したダミアンは末次と1対1!
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まぁこーなっちゃったらGKはこーするしかありませんからね…

つーわけでPK。
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がしかーし末次は一発レッドで退場。そりゃそーでしょう、世界中のほぼ全ての審判がこれにはレッドカードを出します。

さて交代枠を使い切ってる日本、もちろんこーゆー展開になります。
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どこかで見たような展開ですね。そういやバンディッツ時代に和也が一度GKやってたような記憶がありますね…

つーわけで運命のPKに挑む和也。
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「ムチャクチャ惚れちまった女」なかなかこんなセリフ言えません。つーか生涯こんなセリフは言えませんよ…

そしてこのPKを蹴るのは当然ダミアン!
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ダミアン・ロペス、この俺フィーにおけるラスボスとしての役割を見事に勤め上げました。お見事。

つーわけでこのPKの結果は…
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うん、これは見開き2ページ使っちゃって良いところですね…

そして間髪入れず和也からロングスロー。
和也「かおる!おまえが力を温存してるのはわかってんだぜ!今こそ使い果たせよ!」
緑川「そーいう事…」
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ちょっとこれはアルゼンチンが不用心すぎましたかね。やはりセンターサークルあたりに1人は残ってないといけませんが、PKは決まるものだと思っちゃってますからねぇ…

つーわけでラストワンプレー。
和也「末次!」
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GKももちろんフィールドプレーヤーとして攻撃に参加することはできますが、本来GK登録されてないフィールドプレーヤーがGKを務めている場合、ルール上手を使っても良いGKとしての特定は何で行っているんでしょうね。もちろんGK用のユニフォームを着ることによって区別はしてるんでしょーが、オフィシャル的にもそれで通っちゃうものなのかなぁ?

つーわけで攻める和也、それを見ていた愛子ちゃん。
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愛子ちゃんも最初は小学生でしたが、連載が進むにつれてどんどん可愛らしくなっていきましたな。俺が好きな女性キャラTOP10にもしかしたら食い込むかもしれませんね…

そして和也のお母さんからこの一言。
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うん、確かにそーですね。こーゆーのが「球技」の良いところなんですよ、だから俺は陸上だとか水泳だとかボールを使わないスポーツに対してはあまり興味がないんですよね…(格闘技は除く)

そんなこんなでボールは騎場からタクローへとつながり…
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最後まで立ちはだかるダミアン、さすがです。翼くんと日向くんの戦いを思い出しますね…

そして両者の激突で跳ね上がったボールはゴールバーを越えます。
ダミアン「ヨウシ…キレる…」
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くぅ~、ここで親父譲りの高角度オーバーヘッドかぁ!これは1巻からちゃんと読んでないとこの感動は伝わりませんねぇ…

つーわけで激戦の末、日本勝利!
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うん、ここには無駄な言葉もセリフも必要ありません。これはもはや漫画の1コマではなく、1枚の絵画ですからね…


……そして4年後。世界各地へ散ったリザーブドッグス。
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騎場はアトレチコ・マドリード。ちなみに「アトレチコ」とは英語で言うところのアスリートの意味であり、アトレチコと名のつくプロサッカークラブは世界中にたくさんあります。

スペインの次はドイツ。
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槌矢と寺本はドルトムント。説明不要の香川真司です。ちなみに平均観客動員数ヨーロッパNo.1はレアルでもバルサでもマンUでもバイエルンでもなくこのドルトムントなんです。意外。

次はフランスへ。
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尼崎はASモナコ。もちろんモナコ公国内に籍を置くチームですが、リーグアンに参加してる不思議なチーム。

次は…オランダへ。
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国分はフェイエノールト、もちろん小野伸二。エールディヴィジに在籍する選手はなかなか増えませんが、本田や吉田麻也のようにステップアップする道としては将来性はありますよね…

さてこうなってくると緑川は…
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パルメイラスか…ブラジルのサッカーの中心地はサンパウロなんですが、この都市にはサンパウロFC・コリンチャンス・サントス・パルメイラスという世界的なクラブが集中してます。熱い街だな…

そしてラストは…イタリア。
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ダミアンはインテルが似合いますね。つーかアルゼンチン人にはインテルのユニフォームが似合います。

そして和也とアルゼンチン時代から腐れ縁の…
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和也とタクローはフィオレンティーナ。本来ならここはユヴェントスもしくはローマでも良かったんですが、当時はバティストゥータとルイ・コスタがいてフィオレンティーナが凄く強かった時代なんですよね。この後親会社が2002年に経営破綻してセリエC2にまで降格してしまいますがね…

そして4年前から所属チームが変わっていないのが…
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末次はミラン。まさかこの時は日本人がミランの10番を背負うことになるなんて誰も想像してなかったですよ…

つーわけで全員終了…と思いきや、1人忘れてました。
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濱田はモンテディオ山形(笑)つーか濱田ってアルゼンチン戦に出てたかぁ⁉︎

そんなわけで最終話、2002年日韓W杯に再び召集されたリザーブドッグス。初戦のドイツ戦前の国家斉唱にこの子が紛れ込んでました。
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高杉貫雄!
和也の父親である高杉貫一から貫の字を貰ってるわけですな。こーゆーのは良い、俺も息子が生まれたらこーゆー風に父親の名前を受け継がせたいとも思うんですが…俺のおとんの名前って「方百」っていうんですよ、方と百は人名としては非常に使いづらい(笑)

そんな貫雄の母親はもちろん…
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うん、いいですね。子育てするようになって長い髪を切ったお母さん、そーゆーの好きです。

そしていよいよラストカット。
和也「そうだな、おまえがデカくなるころには日本のサッカーはもっと強く、もっと高いレベルになってるだろうな。けどよ、それまではそのどんぐり目おっぴらいて、よ~く見ていろ。」
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うん、お腹一杯です。サッカー漫画としては五指、いや、三指に入る名作でした。サッカーというスポーツの面白さを全国の子供達に知らしめた「キャプテン翼」高校サッカーに特化した「シュート!」そして日本サッカーのプロ化からW杯初出場までをリアルと絡めながら描ききった「俺たちのフィールド」、この3作品はサッカー漫画の金字塔ですよ…

つーわけで俺フィー完結。と思わせといてもう1冊、俺フィー外伝というのがあります。それをやってようやく考察完了ですね…

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