さて夏の予選は敗退したので次はセンバツを目指して秋季大会出場。のはずでしたが…
さすがに不祥事以外で秋季大会辞退というのはあまり聞きませんけど。近年は21世紀枠というのができましたからね、秋季大会に出ておけば県3位くらいの成績でもセンバツに選ばれる可能性はあります、となればなかなか辞退する高校はありませんね…
さて秋季大会を辞退して練習試合に励む彩学、1イニングにつき1点相手に取らせるという1点ゲームを繰り返します。その目的は…
そのとーりだと思いますね。強いチームと弱いチームの差は、ランナーが出てピンチになってからに現れます。強いチームは崩れないのよ…
さて場面は1アウト1.3塁、この状況から点が入るパターンは…
そんなにあるかね?ちょっと考えてみましょーか。
1安打
2犠牲フライ
3スクイズ
4エラー
5ゲッツー崩れ
6フィルダースチョイス
7ホームスチール
8走塁妨害
9ボーク
10ワイルドピッチ
11パスボール
…全然足りねぇ(笑)
かといってヒットの場合を左安・中安・右安と細分化していくんじゃつまらなさすぎます。ならば実際にこれは起こりうるなというパターンを50個羅列してみよう。
・ド定番
1 タイムリーヒット
2 ホームラン
3 ワイルドピッチ
4 スクイズ成功
5 犠牲フライ
6 パスボール
7 ゲッツー崩れ
8 ボーク
この8個はヒネりようがない。ここからが腕の見せ所ですね…
・投手牽制関係
9 投手の牽制悪送球
10 投手の牽制球を一塁手ないし三塁手がエラー
一塁牽制時に三塁ランナーが本塁へ突っ込むというパターンも考えられなくはないが、非現実的なので却下。
・盗塁関係
12 単独ホームスチール
13 ディレードスチール
14 ダブルスチール 2塁送球間に本盗
15 ダブルスチール 捕手の2塁への送球が悪送球
16 ダブルスチール 捕手の2塁への送球を二塁手ないし遊撃手がエラー
17 ダブルスチール 二塁手ないし遊撃手の本塁への送球が悪送球
18 ダブルスチール 二塁手ないし遊撃手の本塁への送球を捕手がエラー
これらは頻繁に起こり得る事例ですね。
・捕手関係
19 捕手の一塁への牽制が悪送球
20 捕手の一塁への牽制を一塁手がエラー
21 捕手の三塁への牽制が悪送球
22 捕手の三塁への牽制を三塁手がエラー
11 捕手から投手への返球の悪送球
・ランダウンプレー関係
23 一塁ランナーを挟殺してる間に三塁ランナー本塁突入
24 一塁ランナー挟殺時のエラー
25 一塁ランナー挟殺時の走塁妨害
26 三塁ランナー挟殺時のエラー
27 三塁ランナー挟殺時の走塁妨害
28 三塁ランナー挟殺プレーを走者がかいくぐる
これらも草野球ではよく見るプレーです。
さてここからはエラーのパターンを考えてみましょう。
・エラー関係
29 外野フライの落球
30 内野ゴロエラー
内野フライエラーで得点が入るというパターンも無くはないですがちょいと考えにくいので却下。
31 内野ゴロ→本塁送球→暴投
32 内野ゴロ→本塁送球→捕手エラー
33 内野ゴロ→本塁送球→フィルダースチョイス
34 内野ゴロ→本塁送球→走者生還
34の事例はフィルダースチョイスだろとも思えますが、フィルダースチョイスが付かない事例もあり得ます。一番あり得るのは送球がランナーに当たってしまった場合ですね。レアなパターンとしてはコーチャーや審判に当たってしまうということも考えられます。
33 内野ゴロ→一塁送球→暴投
34 内野ゴロ→一塁送球→一塁手エラー
35 内野ゴロ→二塁送球→暴投
36 内野ゴロ→二塁送球→二塁手ないし遊撃手のエラー
37 内野ゴロ→二塁送球→一塁送球→暴投
38 内野ゴロ→二塁送球→一塁送球→一塁手エラー
ゲッツー崩れと同じようなパターンですが、これらのプレーをゲッツー崩れとは呼びませんもんね。
39 フライ捕球→送球エラー
当然あり得るケースです。
・その他
40 打撃妨害 本来打撃妨害の時にはランナーは進塁しないけど、スクイズの時のように3塁ランナーがスタートを切ってた場合には3塁ランナーの進塁も認められます。
41 打撃妨害後の選択 例えば1アウト1.3塁で打者が打つ→打撃妨害→打球はフェアグランドに転がって三塁走者生還、打者は一塁でアウトという事例が起こった場合、攻撃側には①打撃妨害を選択して1アウト満塁②インプレーを選択して2アウト2塁、このどちらかでの再開を選択することができます。この時に後者を選択すればもちろん点が入ることになります。
42 ルールブックの盲点 いわゆる第4アウトとも呼ばれる事例です。説明はめんどくさいので省略。
う~ん、現実的に考えられるパターンはこんなもんでしょうか。他にもあることはあるんですよ、エンドラン絡みとか送りバント絡みとか。でも1アウト13塁でやるようなことじゃないしねぇ…
さて打撃面ではよく聞く言葉「ボールを見極めろ」
口でいうのは簡単ですが、これもまた実践しようとすると難しいもんです。時間にすると1秒ありませんからね、その一瞬の間に見極めるのは難しいことなんですよね…