つーわけでネメシスにも友情パワーの素晴らしさを知ってもらいたいロビン。
ロビン「押しつけるのではない、おまえに気づいてもらいたいのだ!」
ネメシス「思いあがるな、害虫ごときがーっ!」
ロビン「害虫上等…!かつてダメ超人と蔑まれたキン肉マンがこの私に示してくれたように…今度は害虫と蔑まれたこの私が…」
そしてロビンはテクニックを捨ててネメシスと殴り合い。
ミートくん「こ…この光景、あの時とそっくり!王子とロビンがグランドキャニオンで二度目の闘いを繰り広げた時にこんな素手の攻防が…ねえ王子?」
キン肉マン「なぁミートよ!」
漢の想いというものは拳で伝わるんですよ。こーゆーのが似合うのはやっぱロビンとテリーとケンシロウだな…
ミートくん「ハイ、最高にカッコイイです!」
キン肉マン「ああカッコイイ!あいつはなんでいつもあんなカッコイイ生き方ができる!あいつならあの凍てついたネメシスの心すらも本当に溶かしてくれるやも知れんぞい!」
テリー「そうだとも!」
つーわけでネメシスに想いを届けるために殴り続けるロビンでしたが…
肉のカーテンはね、キン肉族の始祖であるキン肉タツノリが考案した技だということになっていましたが…いったいネメシスは何者なんでしょーかね?またキン肉マンの兄貴だったりして(笑)
つーわけで決して諦めないロビン、まだまだやれます。
ロビン戦法はそもそもベテラン超人であるロビンが体力の消耗を抑えながら効率的に闘うための戦法です。No.8にしてようやくそれっぽいのが出てきましたね…
つーわけでロビンが繰り出す技はもちろんこれ!
なぜだかね、ロビンスペシャルだけは決まる気がしないんですよ。実際にはマリポーサやパルテノンにトドメをさしたロビンのフェイバリットなんですが…いきなりネプチューンマンに返されたという印象が強いのでしょうかね?
案の定ネメシスはこのロビンスペシャルをネックバンプアップというよく分からん能力で回避します。
つーわけでロビンのあらゆる技を跳ね返し続けるネメシス。
ネメシス「ロビンマスクよ、オレが気にくわないのはその鎧だよ。きさまの最大限の力はおそらくそれを脱いだ時に発揮されるであろうことはこれまで組み合ってきた中で想像できる。だがきさまは一向にそれを脱がないではないか、なぜだ?負けた時の言い訳が欲しいのか?」
ロビン「ぐっ…」
ネメシス「全力で来い!」
ロビン「…そうだったな…」
そんなわけで鎧を脱いで超スピードを手に入れたロビン、最後の攻撃に出ます!
ネメシス「フフフッ…わかるぞ、おまえの狙っている技は…もはやあれしか残っていないからな。」
自分のことを実力派超人だと評価したロビン、まぁロビンなら納得ですよ。以前スペシャルマンが自分のことを実力者と言い放ったことに比べれば雲泥の差です。
そんなわけであのダイナマイトパイパー戦以来、対戦相手をへし折りにかかるロビン!
ウォーズマンの目からオイルが(笑)
キン肉マン「タ…タワーブリッジ!」
テリー「い…いや、形が少し違う!」
タワーブリッジ・ネイキッド!
ロビンは俺たちの期待を裏切りませんね。ベテラン超人でありながら常に我々に進化した闘いっぷりを見せてくれます。逆に1番進化を見せないのは…やはりテリーマンか…
そんなわけでロビン はギブアップを勧めますが…
ロビン「し…死ぬぞ!」
ネメシス「死ぬ?完璧超人は死など恐れてはいない!」
ロビン「あいわかった。ならばおまえの体をヘシ折らせてもらおう!」
ネメシス「フハハハ、それしきの力で…」
逆にロビンの首を締めるどころかロビンの脇の下が裂け始めるというハンパないネメシスの筋力、こんな奴倒すのムリだよ…つーわけでキン肉マンはロビンに技を解くように勧めますが…
ロビン「キ…キン肉マンよ、デビューしたての小僧っ子超人ならその激励は力になるかもしれんが…」
キン肉マン「げ…激励⁉」
ロビン「私のようなベテランの実力派にはこう言うべきだろ⁉」
昭和の頃は違ってたんですが、平成に入るとロビンのキメ台詞が「スラーッ」へと変化しているのを感じます。なんとなくジェロニモっぽさがあって英国紳士には似合わないのではないでしょーか…?
さてさて折れたのはネメシスの背骨ではなく肋骨だったということで、もはやロビンには何も残っていない…
…と普通なら思ってしまいますが、ロビンマスクは違うんですよ!
ネメシス「きさまにはもはや打つ手は何も残ってはいまい…」
ロビン「私に闘う意思がある限り永遠に…私の進化は途絶えはしないーっ!」
ウォーズマン「何ィ⁉ま…待てロビン、その技はまだ未完成だと言っていたはずでは?」
ロビン「未完成でもなんでも今はこれに賭けるしかない!この新技の実験台になってもらうぞネメシス!」
暫定超必殺奥義(笑)ブリティッシュ・スティール・エッジ!
賢明なキン肉マニアなら当然考えますよ、このブリティッシュ・スティール・エッジがいかにしてビックベン・エッジとして息子ケビンマスクに引き継がれたのかを。まぁこの技を目の当たりにしたウォーズマンがクロエとしてケビンに伝えたというのが一番収まりは良いけども…そもそも二世だとロビンは健在ですからねぇ…
がしかしこれすらもあっさり破るネメシス、さすがのロビンもいよいよ限界です…
ウォーズマン「ロビーン!」
ロビン「聞こえるかウォーズマンよ、おまえには私の全格闘技術はもちろん、思考法からクセまですべて託してある!」
ウォーズマン「ああそうだ、オレはあんたのことならなんだって知っている!だからこそ…」
ロビン「ウォーズマン!」
ウォーズマン「⁉」
大半の読者がウォーズマンにロビンの代わりは無理だろと感じたと思いますが、いやいやこれはウォーズマンが大化けする前フリかもしれませんよ。精神面のモロささえ克服できればウォーズマンはアイドル超人の中でも屈指の実力者のはずですから。逆に言えば、ロビンマスクという師匠の存在こそがウォーズマンの爆発的成長を阻害してた要因なのかもしれませんよ…
ロビン「おまえならそれができる!」
ウォーズマン「ロビィ~ン!」
ロビン「より良き正義超人界のために、友のために、私の遺志を継いで闘うのだ、我が愛弟子ウォーズマンよ!」
分かってたよ。こーなることは分かってたよ。でも…でもやっぱ哀しく、そして悔しいっ!
ここまで強いネメシスを倒すのは、あのロビンを一方的に粉砕したネメシスを倒せるのはキン肉マンか悪魔将軍しかおらんだろというのが巷の風評ですがね、俺はそんな安直な展開には反対。俺はネメシスをウォーズマンにシバいてもらいたいと思ってます。キン肉マンという漫画においてさ、敵のボスをキン肉マン自身が倒さなきゃならない必然性はもはや失われておるでしょ。ネメシスをウォーズマンが倒し、ストロング・ザ・武道をサンシャインが倒しちまえばいいんだぁ!