さぁ物語も大詰め、勇者ダイvs大魔王バーン戦が始まります!
さて本気のバーン様相手に攻撃のとっかかりをつかめないダイでしたが…
強そうな敵にはとりあえず「せいけんづき」というのもDQシリーズではアリですかね。ちなみにDQシリーズの呪文や特技にはメラ系やバギ系といった属性が設定されている事は周知の事実ですが、せいけんづきがいかなる属性に含まれてるのかを知っている人はほとんどいません。実はせいけんづきは「岩石系」という属性に含まれているんです。がんせきおとしやいしつぶて、さみだれけん等がこの岩石系に含まれるんですが、これが理由となり岩石系攻撃に対して完全耐性を持つ敵にはせいけんづきが一切当たらないんですよね…
DQⅠでのりゅうおうの「もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを ◯◯◯◯に やろう。」発言につながるところはありますね。まぁこの勧誘を承諾するととんでもないことになるのはご存知の通りですが、そういう選択肢が現実にあれば大半の人間は心揺らいじゃうのかもなぁ…
さてダイを口説くバーン様。
バーン「勝った直後は少々感謝しても、誰も純粋な人間でない者に頂点に立って欲しいとは思わない…それが人間どもよ!」
冒険と戦いを通じて人間的に成長したのはポップだけじゃないんですよね…
たしかにそーかもしれませんな。我々は人間としての立場から人間を見てるが故にそれほど酷くは見えませんが、人間ではない別の種族としての立場から人間を見れば、最低の種族に見えてもおかしくはないのかもなぁ…
さてこれに対するダイの答えはもちろんNO。
ダイ「…人間が…たまにそういうひどい事をするなんて…百も承知だ。おまえの言う事もうそじゃないと思う…でもいいんだ!それでもおれはみんなが…人間たちが好きだっ!おれを育ててくれたこの地上の生き物すべてが好きだっ!」
冒険と戦いを通じて人間的に成長したのはポップだけじゃないんですよね…
そんなわけでバーンに対してダイはドルオーラ。
バーン様は以前メドローアをマホカンタで跳ね返してました、それをしないということはドルオーラは呪文でありながらマホカンタでは反射できない性質の呪文ということになります。ちなみにマホカンタで跳ね返せない呪文というとマダンテやメガンテが思い付くところですが、地味にアストロンやフバーハ、モシャス等も反射できません。ホント地味な話ですが(笑)
さてその頃閉鎖空間に閉じ込められたアバン先生に対し、キルバーンのこの必殺技。
ファントムレイザー!
目には見えない13本の刃を相手の周囲に配置して、動けば切り刻まれるという技です。ただこれをやっちゃうとキルバーン自身からもなかなか攻撃できなくなっちゃうのでは?
チウはともかくとして、獣王激烈掌というオリハルコン生命体すら捻じ切る超必殺技を身につけたクロコダインに対し、この言いようはさすがにナメ過ぎです。獣王よ、言い返してやれい!
がしかーし暗黒闘気で戦うミストバーンにとって誤算だったのは、光の闘気に目覚めたこの戦士の存在でした。
そんなこんなで失神しちゃったミストバーン、しかしここでミストバーンが再び闇の衣を脱ぎ去ります。
漫画のラスボス戦というものは、まず絶望ありきです。フリーザ様の「私の戦闘力は530000です」発言や戸愚呂弟の「おまえもしかしてまだ自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」発言を例に挙げるまでもなく、まずその圧倒的な力で主人公サイドを絶望に叩き落すというのは漫画界におけるお約束。そのお約束をバーン様ではなくミストバーンがやってしまうというのがダイの大冒険における最終決戦の面白いところなんです。
オリハルコンすら砕く超攻撃力を秘めた技ですが、世界で最も硬い金属であるオリハルコンは素手のヒュンケルでも砕けるということが判明してしまった直後ですからね、その威力がイマイチ伝わりません…
漫画のラスボス戦というものは、まず絶望ありきです。フリーザ様の「私の戦闘力は530000です」発言や戸愚呂弟の「おまえもしかしてまだ自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」発言を例に挙げるまでもなく、まずその圧倒的な力で主人公サイドを絶望に叩き落すというのは漫画界におけるお約束。そのお約束をバーン様ではなくミストバーンがやってしまうというのがダイの大冒険における最終決戦の面白いところなんです。