まずはヘルミッショネルズのマスクジエンドで削られていくキン肉マンのマスクから。
これまでネプチューンマンの従順な部下だった武道の突然の豹変、あまりに唐突すぎて少しビックリします。
そんな武道の正体を暴くため、マシンガンズがこのバスター。
そしてついに武道の正体が判明。
ネプチューンキング!
No.1は普通のキン肉バスター、No.2はネオキン肉バスター、No.3は口裂けキン肉バスター、No.4はサイドキン肉バスター。キン肉バスターには5パターンあるんです。まぁネオキン肉バスターとサイドキン肉バスターはともかく、口裂けキン肉バスターは二度と登場することはないでしょうけど…
ネプチューンキング!
完璧超人の首領にして超人強度は驚愕の5000万パワー!バッファローマン5人分でありウォーズマンなら50人分。カニベースなら25,000,000人分(笑)そんな超人強度に見合う身長290㎝体重320㎏というかなりの巨漢ファイター。ネプチューンキングよりも背が高い超人は3m超えのプリズマン・サンシャイン・ゴーレムマンくらいしかいませんからね…
そんなわけで武道の正体はネプチューンキングだったわけですが、最大の疑問点はその正体をネプチューンマンが知っていたのかどうかです。
さてミッショネルズはここで再びマスクジエンド。するとこーなっちゃいます。
トーナメントマウンテンを中心として地球の自転が逆になったんです!
このあたりの描写を見てるとネプチューンマンは確実に武道の正体を知っていたことになります。だとすればこれまでのミッショネルズの主従関係は全て演技だったということになりますよね。正体を隠すために演技してたネプチューンキングもなかなかの役者ですが、武道の正体がネプチューンキングであるという事実を知りながらアゴでこき使ってたネプチューンマンの演技力はオスカー賞レベルです(笑)
トーナメントマウンテンを中心として地球の自転が逆になったんです!
……よくよく考えると凄い技です。トーナメントマウンテンを中心にして自転が起こるということはですよ、これまで北極と南極を軸にして回ってた地球が日本とブラジルを軸にして回り出したということになりますよね。逆回転どころか地軸の位置すら変えてしまってるんですよ、この技は。
だけど地上の人たちにはこの異変が感じられないんです。
地球の自転速度はおよそ1700㎞/h、こんなスピードで地面が動いてるというのはもちろん体感できませんが、これはあくまでも極から最も離れた赤道上での自転速度です。この自転速度は赤道を離れ極に近づくほど遅くなります、例えば北極点から1㎞しか離れていない場所での自転速度は2×3.14÷24で時速0.26㎞、ほとんど止まってるのと同じような速度になるはずなんです。これを踏まえて改めてこのシーンを見るとやはり無理があります。地軸周辺でこんな速度で自転してるんじゃ赤道周辺の自転速度はとんでもないことになっちゃいますから。
出ましたよゆでたまご物理学が。子供の頃は「そっか、地球が逆に回ると時間が遡るのかぁ」なんて思い、ちょっと知識を得ると「この全宇宙に存在しているであろう時間という概念が、地球という小さな惑星を逆回転させるだけで変化するわけねーだろ」と思うに至るわけですが、さらに踏み込んで考えてみるとこのゆでたまご理論を鼻で笑うこともできないような気もします。とゆーのもさ、地球が逆回転するということは東から昇った太陽が再び東に沈んでいくということなわけです。もし昼のPM12:00に地球が逆回転し始めて、明け方AM6:00の位置にまで太陽が戻っちゃったと仮定してみましょう、この場合我々人類はどのような対応をとるでしょうか?まだ薄暗い明け方を昼の12:00だとしてその後の生活を続けていくとは思えません、おそらくほとんどの人が時間を6時間巻き戻して生活していくに違いない。その意味ではこう言えると思うんです「地球上の時間というものは普遍的に流れていくものではなく、太陽の位置のみで決定される」と。そう考えるのであれば地球を逆回転させれば時間が遡るというゆでたまご理論もあながち間違いだとは言い切れないんですよね…
そしてここで再びマスクジエンド、弾き飛ばされたテリーは剣山に直撃。
テリーマン死亡!滅多に死ぬ印象のないテリーマンですが、一応これが2度目の死亡です(1度目はキン肉マンvsプラネットマン時に生命維持カプセルから飛び出しての死亡 ※超人ポケットに飛び込んでの仮死状態はカウントしてません )
………暇なのでどの超人が一番死んでないのかを検証してみましょーか(笑)
死亡回数1回
キン肉マン(スニゲーターに超人パワーを奪われて。ミキサー大帝に超人墓場に飛ばされたのは微妙)
ジャンクマン(vsロビンマスク)
ブラックホール(vsキン肉マン)
その他大勢(スペカナ、キン肉大王、キン肉王妃などほとんどの正義超人はプラネットマン戦時に死亡)
死亡回数2回
ブロッケンJr(プラネットマン戦時・vsプリズマン)
バッファローマン(キン肉マン戦後・vsマンモスマン)
ウルフマン(vsスプリングマン・スニゲーター戦後 乱入コンビにやられた後は微妙)
アシュラマン 2回(キン肉マン戦後・大阪城の迷路)
ステカセキング(vsキン肉マン・vsターボメン)
ミスターカーメン(vsブロッケンJr・vsクラッシュマン)
スプリングマン(vsモンゴルマン・vsターボメン)
ザ・魔雲天(vsテリーマン・vsストロングザ武道)
プラネットマン(vsキン肉マン・vsサイコマン)
スニゲーター(vsキン肉マン・vsガンマン)
サンシャイン(vsジェロニモ・vsヘルミッショネルズ)
ネプチューンマン(マシンガンズ戦後・vsオメガマン)
ジェロニモ(vs悪魔将軍・vsオメガマン)
死亡回数3回
ウォーズマン(vsバッファローマン・プラネットマン戦時・vsヘルミッショネルズ)
ザ・ニンジャ(vsブロッケンJr・vsサタンクロス・vsハンゾウ
死亡回数4回
ロビンマスク(vsアトランティス・プラネットマン戦時・vsマンモスマン・vsネメシス)
こうして見てみるとミートくんとラーメンマンくらいなんですよね、死んでないのは。だけどミートくんはバッファローマンにバラバラにされた状態が死んでるとも言えるし、ラーメンマンもキン肉マンⅡ世で消滅しちゃってます。その辺りを踏まえると…最も死んだ回数が少ない超人は彼でよいと思います。サムソンティーチャーの死亡回数は間違いなく0回ですから。よって最も死なない不死身超人No. 1の称号はサムソンに勝手に授与します(笑)
話が脱線したところでさらに脱線しましょうか。次の話に行く前に「人気必殺技BEST15」なる扉絵がありました。
これ、改良してないし(笑)
これ、改良してないし(笑)
続いて第9位のロビンスペシャル。
身体の向きが逆です。
さ、本編に戻ります。ネプチューンキングの目的は1000人の弟子による地球征服でした。
さーて、1人ずつやってきますか…
身体の向きが逆です。
さーて、1人ずつやってきますか…
次。
もちろんチリのイースター島出身のモアイ超人。ネプチューンキングが勝利していればあのロビンマスクのマスクをかぶれる予定だったのに…残念。
次。
我々は通称「ザク」と呼んでますけどね(笑)その必殺技は「アルティメット・パンチ」う~む、さすがにこのネーミングはダセえわ…
次。
後に完璧無量大数軍として登場するターボメンとの関連性が大いに気になるところではあります。まぁどー見てもこいつはロボ超人ですからね、ザ・ターボマンに改良を加えてグレードアップさせたのがターボメンなのかもしれませんね。もしくは兄弟とか。
見た目は木でできたプラネットマンという感じですが、この木・木・人の最大のライバルはこの超人だと断言してよいでしょう。
両者は共に超人強度は40万パワー、がしかしこの両者では木・木・人のほうが格上です。棒棒人が25歳なのに対し木・木・人は150歳、5倍も長く生きてますし、最大の違いは両者の出身地なんです。林業関係の超人を多く輩出している大国カナダ出身の棒棒人に対し、木・木・人の出身地はとんでもないですからね。その出身地は………まさかまさかの「森の中」ですから(笑)
こいつがね、俺をどこまでも悩ませてくれました。何も考えないで読み進めるのであれば単なる全身タイツのストライプ超人なんですよ。だけど「このカンデラマンって何の超人なんだろう?」という疑問を持ってしまったらもう終わりです。迷宮に引きずり込まれちゃいます…
俺は子供の頃このカンデラマンを囚人服の超人だと認識していました。しかし大人になって「カンデラ」という言葉の意味を調べてみると「放射強度683分の1ワット毎ステラジアンで540テラヘルツの単色光を放射する光源のその放射の方向における光度」つまりは明るさの単位だそーです。さらにこのカンデラマンの必殺技はキグナス氷河ばりの「ダイアモンド・ダスト」となっており、太陽光を雪の結晶が乱反射するかのごとくこのカンデラマンも何か光に関係した超人なのではないかと推察されます。
ここまでなら楽勝なんです。誰だってこれくらいのことは考え付くんです。しかし問題はこの後なんですよ。
この額と胸に刻まれたアルファベットの意味が分かんないんですよ。この点に関してはネット上をどれだけ検索しても答えは見つからなかった、つまりキン肉マンの読者の誰一人としてこの謎を解いてはいないわけです。ならば俺が史上初めて解明してやろうではないか、カンデラマンの謎を俺が解き明かしてくれよう!
…と意気込んだもののやはり難しい。まず額の文字からいきますが「LAD」にも見えるし「LOD」にも見えなくはありません。がしかし「LCD」だとすれば
一応意味が繋がらなくはない。LCD、Liquid Crystal Display、つまり液晶ディスプレイのことなんじゃないでしょーか。エプソンが世界初の液晶テレビを発売したのが1983年ですから年代的に合わないこともないし、光を操るであろうカンデラマンの性質にまぁ合わないこともない。
問題なのは胸の「IX」の意味なんです。結論から言えば「カンデラマンと胸のIXの文字との間に関連性は無い」。だってどれだけ頭をひねってもどれだけ調べようともIXとカンデラマンは繋がらないんですもん。さすがの俺も匙を投げかけましたが…ふとこんな仮説を思いつきました「このカンデラマンを投稿した渡辺くんは胸に「LX」と刻んだのに、ゆでたまごが間違えて「IX」にしてしまったのではないか」これなら話が繋がるんです。LXであればこれは「1平方メートルの面が1ルーメンの光束で照らされるときの照度」つまり日本でも明るさの単位としてよく使われるルクスの略語になるんです!
この仮説が正しいのかどうか、それは分かりません。それなりに説得力のある論証だとは思いますが、これを証明できるのは投稿者の渡辺くんだけでしょうし。ただやはりこれらの推察を総合するとカンデラマンは「光量を操る超人」なのではないでしょうか。光を使う場合にはストライプの白い部分が、闇を使う場合にはストライプの黒の部分が肥大化するみたいな…
さてラストとは言いましたが、見逃しちゃいけない超人も隠れてます。アモイマンの上部にはミスターアメリカン、下部にはアームストロングが描かれています。悪魔七超人編で一瞬だけ登場したこの2人が実は完璧超人だったというこの事実、読者としてはただただ驚くほかありませんね(笑)
そして見落としがちではありますが、もう1人隠れてます。これは…ペーパーミイラでしょうね。なかなか完璧超人の一員としてペーパーミイラがカウントされることは少ないんですが、ここにこうやって居る以上完璧超人として認めてあげるべきでしょう。つまり完璧超人とはネプチューンキングとネプチューンマン、ここに出てきた10人の弟子、スクリューキッドとケンダマン、そしてネプチューンマンを生き返らせた3人組、それとオメガマン、Ⅱ世で登場した麒麟男、さらに完璧無量大数軍の10人、完璧超人始祖の11人、ジャスティスマンの弟子だったミロスマン、そしてネプチューンキングの弟子であることが新たに判明したテールランプ・スプレー魔人・ミスターアキレス・ダイヤマン・サイボーグキッド・マグニチュードⅠマン、名前が判明してるのはこの47人ということでいいんじゃないでしょーか。結構大所帯なんですよね…
…後編へ続く。