魁!男塾第4巻の考察、その後編です。
男塾のキャラクターの中でも女性読者から圧倒的人気を誇るという飛燕なんですが、そもそも男塾を読んでる女性なんてものが存在してるのかが疑問です(笑)少なくとも俺は人生で出会ったことありませんもん。女の子で魁!男塾を読んでいたということは、男の子でキャンディキャンディを読んでいたようなもんですよ、そんな奴まずいないでしょ。
そんな飛燕の声はタッチのカッちゃんと同じです。魚座のアフロディーテと同じと言った方がイメージしやすいか。
そんな飛燕といえばもちろんこれ。
鳥人拳、鷹爪殺!
ちょうど同じくらいの時期にスケバン刑事3で風間三姉妹の次女がリリアンを武器に戦ってたのを思い出します。まぁ考えてみると折り鶴とリリアンとヨーヨーを武器に戦っていたスケバン刑事3ですが、その全てが男塾塾生にも武器として使用されていたという奇妙な共通点がありますね…
鳥人拳、鷹爪殺!
離れれば鶴嘴千本、接近すれば鷹爪殺、さらに誰よりも華麗な体術を誇る飛燕は万能ファイター。どんなタイプの対戦相手であれ結果を残す飛燕の勝率は実は三面拳No.1。通算2敗してる雷電・月光に対し飛燕は独眼鉄戦から連戦で挑んだセンクウ戦が唯一の敗戦ですから。何気に優秀なんですよね…
さて飛燕の執拗な攻撃に意識を失いゆく富樫、しかしここで男塾の名物中の名物が富樫を奮い立たせます!
男塾といえばコレという人も多いでしょうな。逆にこれがなけりゃ男塾は多々あるバトル漫画の一つとして埋没してたといっても過言ではないです。単なるバトル漫画とは一線を画すものが男塾にはあり、その代表格がこの大鐘音なんですよ…
このW大応援団のエールが神宮球場から池袋まで聞こえたという記録、それは早稲田卒にはたまりませんね。そんなの聞こえるわけねーだろという奴は想像力が無さ過ぎてつまらん。ビルが無く、他の音が一切ないような静寂の中であれば届かないことはないんじゃないかとも思える絶妙な距離ですよ、神宮から池袋って。
ちなみに人類の記録上最も大きな音というのは1883年にインドネシアで起こった火山の噴火音だそーです。そのとんでもない爆音は高さ30mの津波を引き起こし、数千㎞離れた場所でも銃声のように轟き、結果的に地球を3周ほどしたそーです。う〜む、それならやはり神宮から池袋くらいならエールが届きそうな気もするなぁ…
『気象学上は主に標高二千メートル以上の山の北斜面、断崖絶壁に於いて発生する風速百メートル以上の上昇気流をいう。一九二四年、スコット大佐の率いる英国エベレスト登山隊の一員がその北壁に於いてザイルが切れ危うく一命を落としそうになったとき、この昇龍風によって救われたという奇跡は登山家の間ではあまりに有名な話である。 』こんなの書かれたらやっぱ当時の小学生は信じますって(笑)
と言いながら飛燕に蹴り落される富樫でしたが…
有言実行、死に方が渋い!
過去漫画において印象的な死に方をしたキャラはそれこそ星の数ほどいます、がしかし「男塾万歳ーっ!」と叫びながら死ねる男は富樫源次の他にはいません。この男塾という漫画はたくさんの男が死んでいきますが、富樫の死に方の巧さには誰も敵わないもんなぁ…
つーわけで死んだ富樫、ここで修羅和尚がいいこと言います。
そんなわけで第三の凶。
ここで虎丸を制して3番手で登場しようとする桃、主人公がトリを務めないという漫画のセオリー完全無視の暴挙に対し虎丸がお仕置き。
さて虎丸の対戦相手は豪学連最強の男。
さて月光に対し拳法で挑む虎丸。
全く武術の心得が無い富樫に対し虎丸はそれなりに戦えます、がしかしそれが余計です。技術面では虎丸を超える達人ばかりの男塾において中途半端な格闘技術は邪魔なだけです。それなら潔くただひたすら根性と魂だけで戦う富樫の方がカッコいいんです。
さて生還者が1人もいないかと思われていた驚邏大四凶殺、しかし1人だけ達成者がいました。
下は剣山のように氷柱がそそり立つまるであしらえたかのようなリング、こんなのが人の手によらずに作られちゃうんだから自然というものは不思議ですよね(笑)
出ましたよ首チョップ。まぁ今更これが可能かどうかなんて事をあーだこーだは言いませんが…気になるのはこの首チョップ→失神という技法を初めて使った漫画家が誰なのかという点です。俺が子供の頃にはもうありましたからね、そーするとやはり漫画の神様手塚治虫なのか?
三面拳最強の男でありながらその死亡回数は男塾最多タイ記録である3回、看板に偽りありかとも思えますがそんな事はありません。こっそりと勝率100%を誇る虎丸龍次、男塾死天王最強の男影慶、淤凛葡繻十六闘神の副神である一角獣の搴兜稜萃、梁山泊十六傑でも屈指の実力者である蒼傑、そして冥凰島十六士のラジャ・マハール…そーなんです、月光は雑魚に興味がないんです。三面拳最強の男であるがゆえに月光はその対戦相手を選ぶんですよ。常に強敵とのみ戦う、それは月光が三面拳最強の男だからなんですよ…
そんな月光の声は北斗の拳の辰巳徳丸と同じです。つまりはドラゴンボールのドドリアさんですな。若い子には名探偵コナンのジンと同じ声だと言えば伝わるでしょう。ドスの効いた良い声です。
全く武術の心得が無い富樫に対し虎丸はそれなりに戦えます、がしかしそれが余計です。技術面では虎丸を超える達人ばかりの男塾において中途半端な格闘技術は邪魔なだけです。それなら潔くただひたすら根性と魂だけで戦う富樫の方がカッコいいんです。
これに対し月光はあまり素手で戦うのが似合わないキャラクターなので、まずこれを使います。
さて防戦一方の虎丸でしたが反撃。
さてこれで激怒した月光。
さてそれでも懲りない虎丸の第二弾。
さらに虎丸の力技。
実際にこんな形状の武器があるのかと調べてみましたが見つかりませんね。こういった武器が無い理由、俺が思うに普通の刀で相手を斬る際には刀を握る自分の握力も斬る力にプラスできるのに対し、こういった形状の武器では握力が斬る力に変換できないからなんじゃないでしょーかね。突き刺すだけならこの形状でも問題無いんだとは思いますが。
虎丸曰く「風速100m」だそーです。これはどれくらいの風力かと言いますと、自動車が空を舞います。電車でも吹き飛ばしちゃいます。そんな風圧を放つ虎丸の肛門は無事なんでしょーか(笑)
体温が上がると浮かび上がり皮膚を硬質化してくれるという便利な入れ墨。まぁこれ以降二度と月光の怒粧墨が浮かび上がる事はありませんでしたからね、よほど屁を顔面に食らわされたのが頭にきたんでしょう。まぁ友達同士なら笑って許せますけど、確かに他人にやられたら激怒しますわな(笑)
経験はありませんが、実際に屁は引火します。水素や酸素、メタンを含んだ気体である以上これは当然の事です。試してみたい気持ちはあります、でも怖くてできないまま大人になってしまいました(笑)