だがしかし第3巻、その考察の後編です。
まぁ確かに日本人でグリコの名を知らぬ者など存在しないでしょうな。ただ俺は小学校低学年の時にあのグリコ森永事件に出くわしましたからね、他地域ではそれほど問題にならなかったのかもしれないけど関西ではもう大騒ぎだったのを覚えてます。グリコつったらやっぱあの事件を思い出しちまうなぁ…
次の話ではどしゃ降りの中ほたるちゃん登場。
そんなびしょ濡れのほたるちゃんが取り出したのは、おそらく日本で最も雨に強いお菓子。
そんなサクマ式ドロップス、女子供には厳しい一面を見せます。
さてココノツはサクマ式ドロップスをこーやって開けます。
女の子がびしょ濡れになって下着が透ける、それを見て喜んでるようではまだまだ男として未熟だと俺は思います。びしょ濡れの女の子の良さっていうのはそこではなく、服が身体に張り付くことによって見えてくるそのボディーラインに興奮してこそ真の男ですよ(笑)
明治41年、生誕108年という超絶ご長寿駄菓子。ちなみに太平洋戦争の後に会社が分裂し、一方はそのまま「サクマ式ドロップス」の名称を、もう一方は「サクマドロップス」の名称を使うこととなったため、今の日本にはサクマの名を冠する2種類のドロップスが存在しています。「火垂るの墓」は戦時中の話なので、あの映画に登場するのはサクマ「式」ドロップスということになるわけです。
そして非常に共感できる出来事が。
そーなんです、ハッカ味はハズレなんです。サクマ式ドロップスはイチゴ、レモン、オレンジ、パイン、リンゴ、ハッカ、ブドウ、チョコの8種類の味が楽しめるんですが、やはりどー考えてもハッカがハズレです。色も真っ白でワクワク感が無いんですよね…さて次の駄菓子はコレ。
うんチョコ!
これはたまらなく懐かしいですね。我々の世代はガムつったらマルカワのコーラガムです。2つに割ってさ、1つめの味がなくなってきたらもう半分を追加してましたね…
ちなみにマルカワのマーブルガムはそのうちこのだがしかしの作中にも登場する気がしますが、版権の関係上登場しそうにないマルカワのこのガムについても考えておきましょう。
我々の世代はイチゴ味のガムつったらこれを連想します。このフィリックスというキャラクターはミッキーマウスよりも古い1919年にアメリカで生まれたキャラクターだそうですが、我々日本人にとってはガムという印象しかありませんよね…
…でもちょっと待て。俺たちが食べてたフィリックスガムってこんなパッケージだったっけ?と思い調べてみるとやはり違いました。そうそう、俺が食ってたフィリックスガムはコレです。俺にとってのフィリックスとはこいつなんですよ。何故こんなにデザインが変わったのかというと…実はこれはマルカワがアメリカの版権元に無断で作ったフィリックスのパチ物なんです(笑)まぁ当時はそーゆーのにも比較的寛大な時代ではありましたが、日米摩擦もありましたからやはり問題となったんでしょう、マルカワはその後正式に版権元からキャラクター使用許可を得て本物のフィリックスをパッケージに使うようになったということなんです。
つーわけで我々が慣れ親しんだパチ物フィリックスはその役目を終え消え去った…と思いきや未だに現役でした。
パッケージの可愛らしさで売り出してきたわけですな。まぁ大人目線で見れば子供騙し以外のなにものでもないんですがね…
さて「うんチョコ」というそのネーミング、聞き間違いかと思ったサヤちゃんでしたが…
だがしかしは少年漫画なので、しゃぶるのはコレです。
次は駄菓子というか…料理?
そんなわけで始まったおまつり、まずはほたるちゃんがこれに挑みます。
カタヌキ!
さて駅で電車を待つココノツとほたるちゃん。
だがしかしは少年漫画なので、しゃぶるのはコレです。
俺が子供の頃は都こんぶといえば確実に「おやつ」でしたが、今の子供達がこれをおやつと認識することはできないでしょうね。逆に都こんぶを持ち歩いてる子供を見かけたら、俺はその子にお小遣いあげちゃうかもしんない(笑)
俺が初めてもんじゃ焼きを食べたのは20歳くらいのことでしたからね、知名度の割にはもんじゃ焼き未経験の日本人は全国に山ほどいるはずです。まぁ子供が焼いて楽しむにはいいんでしょうけども、大人がわざわざ足を運んで食べるようなものではないというのが俺の結論なんですけどね…
そんなわけで始まったおまつり、まずはほたるちゃんがこれに挑みます。
カタヌキ!
単なる遊びではなく一応食べられるということでこれも駄菓子に含まれるんでしょうが、正直まったく美味しくはありませんでしたね…
つーわけでほたるちゃんが抜いたのはこの絵柄。
さらにおまつり定番のお菓子といえばやはりこれ。
さらに縁日固有の遊び。
金魚すくい!
カタヌキは成功するとお金がもらえる、これはやはり当時の子供たちのハートを鷲掴みにしてましたが…やっぱ商売的にみるとグレーな領域ではありますよね。成功してるかどうかの判断が曖昧すぎて詐欺と言われてもおかしくはないもんな…
ここで初めて気付いたことなんですが、俺は「わたあめ」という呼び名を使ったことがなく、常に「わたがし」と呼んでました。調べてみると基本的に西日本だとわたがし、東日本だとわたあめになるんだそーです。わたがしの方が響きが良いと思いますがねぇ…
金魚すくい!
俺が子供の頃は金魚すくいだけじゃなく亀すくいやひよこ釣りなんてのも普通に見かけてましたが、さすがに最近では見なくなりました。この流れの中ではいずれ金魚すくいも廃れてしまうのかもしれません。動物愛護という精神を否定はしませんが、つまんない世の中になっていってるのも事実ですよね…
このりんご飴ってさ、飴の部分だけが美味しくてリンゴ部分は美味しくないと感じてたのは俺だけでしょうか?