メジャーの表紙をピンで獲得した9人目の人物はギブソンJr!
さて3Aチャンピオンシップ、この試合を観戦するのはジョー・ギブソン!
子供が成長した姿を見るっていうのは感慨深いことよね。俺も大人になってようやくその気持ちが分かってきましたよ…
さて父親が自分ではなく吾郎を見に来てるのが気にいらないJr、親父に噛み付きますが…
ギブソン「おまえに吾郎のボールは打てんよ。」
とんなスポーツでもね、技術だけでは頂点には立てませんよ。そこにはやはり精神的なものが必要不可欠です。技術不足を精神論で埋めろというのは好きじゃないですが、少なくとも自分のベストパフォーマンスを発揮するためにメンタルコントロールは重要よね…
そんなわけでまずは技術面から。左投手の吾郎に対し、Jrは左打席へ!
Jrはスイッチヒッターですが、こういった理由でスイッチヒッターになった例は珍しいでしょな。スイッチヒッターになる動機、それはほとんどの場合「右打者が俊足を活かすため左打席に立つ」です。元々左打者だった選手が右打席を練習してスイッチヒッターになったという例を俺は聞いたことが無いですね…
さてJrは吾郎に対しギブソンが観戦してることを伝えます。
Jr「どういうつもりなんだろうね、まったく。自分で殺した奴の息子をずっと何年も気にかけて追っかけてたんだとよ。んなことしたって、てめーが親父を殺された恨みが晴れるわけでもねーのにな。自己満足もいいとこだぜ。」
吾郎「おまえ、自分の親父なのになんでそんなこと言うんだ?それに、何を勘違いしてんのか知らねーが…俺はギブソンを恨んでなんかいねーし、もちろん敵を討つためにアメリカへ来たわけでもねえ。ただギブソンは…」
ちょっとウルッときてしまいますな。ここまでメジャーは50巻以上、それを読み続けてきた読者にだけ伝わる感情なんでしょうがね…
つーわけで延長10回裏、ツーアウト2、3塁で打者はJr。ここで再び吾郎が開き直ります。
吾郎「…そうか。ギブソンが見に来てるとわかってから、どっかに力みが入ってたんだ。ギブソンに成長したいいとこ見せようとしてグラウンドに集中してなかった。だが100マイルを見せつけることなんかが成長の証じゃねえ!俺の成長の証は…」
いい言葉ですよね『野球魂』やはり野球は魂のスポーツですよ。だって卓球魂とかバトミントン魂なんて言葉は無いでしょ(笑)