改訂版きよの漫画考察日記444 北斗の拳第5巻

北斗の掟は俺が守る！

さて牙一族にマミヤとアイリを人質に取られ、戦わざるを得ないケンシロウとレイ。

北斗神拳秘伝聖極輪！

対戦相手に「互いに秘孔を突き合って仮死状態になろう」という事を伝えるためだけの秘伝です。まぁ野球でいえばブロックサインみたいなもんです。

つーわけで両者激突。

南斗虎破龍と北斗龍撃虎、これもまた名前からして相討ち専用の技といったところでしょうか。でもまぁこの技名からその狙いに気付けというのは牙一族には酷な話ですかね…

そして結末は…

牙大王の発言が「決まった‼︎」なら何の問題もないんですが「決った‼︎」になっているのが気にかかるところです。単に送り仮名のミスとして片付けてしまえばそれで済むんですが…実は「決」という漢字は「決まる」と書けば「きまる」と読むんですが、「決る」と書くと「しゃくる」と読むんです。つまりこの牙大王も「きまった‼︎」と言っているのではなく「しゃくった‼︎」と叫んでいる可能性はあります（笑）でもまぁ「しゃくる」という言葉には「中をえぐる」という意味もあるので、あながち的外れな考えでもないんだよなぁ…

さてここで牙大王が奥の手。

華山鋼鎧呼法！

全身を鋼鉄の硬度に変えてしまう技です。全身が黒く変色するということからして、体内の炭素を硬化させているんでしょう。どうやったらそれが可能になるのかは読者各々が考えるべき課題です（笑）

がしかしあっさりと秘孔を突かれてしまう牙大王。

秘孔の名前が「大胸筋」です（笑）

そんなわけで牙大王も死亡。

断末魔がアニメ版では「うわぁ〜た〜べぇ〜」になっているんですが、これが牙大王の声優である渡部猛のアドリブだというのは有名な話です。この後千葉繁が「ちぃ〜ぶわぁ〜!」という断末魔を叫んでみたところNGとなったというのも有名な話です（笑）

そんなわけで牙大王を瞬殺し、アイリを取り戻すことができました。

南斗聖拳と違い北斗神拳は万能ですよね。ここまでできるんであればトキが医術に傾倒していった気持ちも分かるよな…

そんなわけで牙一族編終了。新シリーズが始まります。

いきなりですがデカ過ぎる大男が登場。つーかこの大男は女性を捕まえて何をしたいんでしょうか、これだけ身体のサイズが違うんじゃエッチな事は何もできませんよ（笑）

ちなみにこの大男の声はバッファローマンと同じです。

そこに現れた正義の味方。

バイクがシャレオツですな。ただフロントホイールに装着されているカバーはいったい何なんでしょうかね、これは明らかに邪魔なパーツだもんな…

そんなわけでお待ちかね、この男の登場です。

ジャギ様！

北斗の拳において有名で人気のあるキャラクターは数々います。ケンシロウやラオウはもちろんのこと、レイやサウザーあたりも人気は高い。しかし北斗の拳世代から最も愛されている男はジャギ様ということで異論はないでしょう。サウザーやカイオウといった悪の限りを尽くした男であっても最後は愛の前に膝をつくのが北斗の拳における鉄板の展開なんですが、ジャギ様は最後まで己を一切曲げることはなかった。命乞いをしてでも騙し討ちをしてでも己を曲げないジャギ様の生き様、これは武論尊も気に入っているようでこんな書籍まで発売されています。

くくくっ

この本は本棚に飾っておきたいなぁ（笑）

そんなジャギ様の至高の名言、もう一度聞いておきましょう。

「おれの名をいってみろ！」これは俺が選ぶ北斗の拳名言珍言ランキング9位にランクインしてました。まぁ妥当な位置ではないかなと思いますよ。北斗の拳世代でなくても知ってる北斗の拳の名言は「お前はもう死んでいる」「あべし」「ひでぶ」「我が生涯に一片の悔いなし」そしてこの「俺の名を言ってみろ」くらいのもんでしょう。

ちなみにそんなジャギ様の声はキン肉マンの五分刈刑事や山羊座のシュラ、男塾の蝙翔鬼と同じです。

さてそんなジャギ軍団の一番手。

村人を土に埋めてその首をノコギリで引くというめんどくさい処刑を行なっていた、この男の声はウルフマンと同じです。どすこーい！

つーわけで当然ケンシロウに殺されるわけですが、その時の断末魔は秀逸です。

「ぱっびっぶっぺっぽおっ」知名度はそれほどではありませんが、俺は大好きな断末魔です。「ぽおっ」の時の表情がたまりません（笑）

つーわけでジャギ軍団に真っ向から立ち向かうケンシロウ。

ジャギはケンシロウの兄です。ジャギは北斗四兄弟の三男です。がしかし我々北斗の拳世代であってもついつい「北斗三兄弟」という言葉を使ってしまいがちです。こんな時代だからこそ我々は改めて「北斗四兄弟」という言葉を広めていかなければいけないのかもな…

さてそんなジャギ軍団からさらにこの男。

ギサツ！

ジャギから北斗神拳を「盗み取った」なら分かるんですが「奪い取った」という表現が引っかかりますね。まぁアミバやバランが会得できたくらいですからね、北斗神拳を表面的に習得することはそこまで困難ではないのかも。

ちなみにこのギサツの声は男塾の王大人と同じです。死亡確認。

そんなギサツ、当然瞬殺です。

断末魔「あぎえげ」まぁ得点的には65点くらいですかね。それにしてもケンシロウが親指を差し込む位置が絶妙です、こんなところに指を刺されて持ち上げられたらそりゃ「あぎえげ」と言ってしまいますよ。

さてさてここでジャギ様と出くわしてしまった運の悪い兄弟。

松葉杖をついているのが兄のマコ。その声はYAWARA!の富士子さんやセーラームーンのセーラープルートと同じ。黒髪の弟がアキで、その声はハットリくんの影千代やキャプテン翼の岬太郎、流れ星銀の銀と同じ。マコとアキ、まるで姉妹のような名前ですが兄弟です。おそらく核戦争が起こる前は誠と陽という名前だったのではないかと推察されます。

ここでマコとアキはジャギ軍団に絡まれてしまいますが…助けが入ります。

このジジイの登場の仕方、よく見ると面白い（笑）

がしかーしこのジジイが言わなくてもいい事を言っちゃうんです。

これで火のついたジャギ様、子供といえども容赦しません。

「兄よりすぐれた弟なぞ存在しねえ‼︎」これもまたジャギ様が遺された名言です。俺は兄も弟もいないんでよく分かりませんが、やっぱりできる弟をもった兄ってのは大変なんでしょうね。若乃花、タッチのタッちゃん、そしてジャギ様、この3人が弟へのコンプレックスに悩む御三家ですな（笑）

そしてケンシロウはアキを見つけます。

この石を引きずって村から歩いてきたアキ、間違いなく超人です（笑）ジャギ様くらいなら蹴り殺せるんじゃないのか？

そしてアキは死亡。

ジャギみたいなタイプは地獄に送られるよりも天国に送られた方が逆に苦痛なのかもしれませんね…

さて修行時代のジャギとケンシロウ、まずはジャギのこの技。

北斗千手殺！

手刀を使うのはむしろ南斗聖拳のイメージではありますがね。でもトキも手刀を多用してたし、人それぞれといったところでしょうか。

そしてこの回想で重要な故人が登場。

リュウケン！

まぁこの人に関してはその都度語っていくのがいいのかもしれませんね。ちなみにここからは蒼天の拳の話になりますが、北斗神拳第61代伝承者が霞鉄心、その息子である第62代伝承者が蒼天の拳の主人公でもある霞拳志郎、その弟である霞羅門が第63代伝承者で、ケンシロウは第64代伝承者にあたります。つまりケンシロウの先代伝承者である霞羅門が後のリュウケンに当たる人物なんです。まぁ俺は蒼天の拳までは深く踏み込まないつもりではいますけどね…

さてその頃ジャギ様の部下3人目。

ぶははっ

乙女かっ（笑）

さらにこの乙女は畳み掛けてきます。

「トワッタ‼︎ワヒィィ‼︎」まぁ本当に恐怖に面した時は言葉にならないもんでしょうからね…

つーわけで早くも対峙する兄弟。

初期の北斗の拳はテンポが早いです。ジャギが登場してまだ数話なのにもう対決ですからね…

そして再び回想。

ついにこの2人が出てきましたね。ここから加速度的に北斗の拳は面白くなっていくんだよなぁ…

さてケンシロウが北斗神拳伝承者に選ばれたことを知った当時のジャギ様。

ジャギ様も拳で鉄骨を曲げるくらいのことはできるんです。それなりの武術の才能はあったのかもしれませんが、兄2人と弟が凄すぎたのが転落の第一歩ですよね。とはいえあのラオウを兄者と呼べただけでも幸せと考えるべきかな…

つーわけでケンシロウに伝承者辞退を迫ったジャギに対し、さすがのケンシロウも我慢の限界。

「どぉえへぷ‼︎」まぁこれは40点程度止まりですかね。つーか今気付いたんですが「あべし」にしても「ひでぶ」にしても重要なのは「ばびぶべぼ」をいかに断末魔に組み込んでいけるかという点なのかもしれませんね。これがハマれば高得点を狙えるのかも。

そしてトドメの一撃。

北斗八悶九断！

結局どんな技だったのかは分かりませんでしたが、まぁ名前からして相当痛そうな感じです。痛みを与えない北斗有情拳の対極にあるような技なのかも。

ちなみに北斗八悶九断の画像がありました。
北斗の拳は回想シーンになると画面が青っぽくなるんですよね…

つーわけで現在のジャギ様はこんな顔になってしまいました。

うん、これならケンシロウを怨むのにも正当な理由ありといえます。ただその復讐のために自分の胸に7つの傷を刻んでケンシロウの悪名を流すというやり方はどうなんでしょうか。ケンシロウは自分に対する世間一般の評価なんて全く気にしてませんし、仮にこの行動がケンシロウをおびき寄せるための行動だったんだとしたら、ちょっと迎撃体制が甘過ぎるもんなぁ…

そんなわけでジャギ様vsケンシロウはこの技から。