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きよの漫画考察日記2311 化物語第2巻 後編

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化物語第2巻、その考察の後編です。




さてここからは春休みの阿良々木くんの話。まずは本屋でエロ本を買う阿良々木くん。
なぜエロ本を買いに行ったか、それは直前にこの出会いがあったからです。

ここで羽川のパンチラパンモロを見てしまい興奮が収まらなくなった阿良々木くんは本屋へ出かけたわけですが、その帰り道で出会ってしまうわけです。
瀕死のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに。
そしてキスショットを救うため阿良々木くんは血をくれてやるわけです。
これで吸血鬼の眷属となってしまった阿良々木くん、太陽の光を浴びることすらできなくなってしまった身体を元に戻すためには、3人の吸血鬼退治専門家に奪われたキスショットの手足を奪い返さなければいけないということで、戦いが始まります。
左側の筋肉質の男がドラマツルギー右側の十字架を持っているのが吸血鬼と人間のハーフのエピソード。戦闘シーンを貼っておきましょうか。

そしてラスト3人目が…
大司教のギロチンカッター。こちらもバトル動画を貼っときましょう。

無事にというか圧倒的な力で3人を倒した阿良々木くん。

パンツをもらったものの、これで万事解決とはならんのです。吸血鬼の力を取り戻したキスショットにとって人間とは…
ちなみにグロ注意です(後から言うな)
つーわけでキスショットとの決戦に挑む阿良々木くん、その前に…
この動画の後が面白いんですが、そこは自分で探してくださいw
そして阿良々木くんvsキスショット。
ちなみにグロ注意です(だから後から言うな)
そんなこんなで阿良々木くんを人間に戻す方法はキスショットを殺す他なかった訳で、殺される覚悟をしていたキスショット。阿良々木くんは皆が幸せになれる道はないかと忍野に尋ねますが、そんな道はありません。そこで阿良々木くんが選んだのは皆が不幸になる道。阿良々木くんが限界までキスショットの血を吸えばキスショットは吸血鬼としての力を失い下等な生物に成り下がる、阿良々木くんは限りなく人間に近しい存在にまで戻ることができる。それでもなお、キスショットに生きていてもらいたかった阿良々木くん。
「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい。お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」

とまぁこれが化物語の前日譚にあたる「傷物語」の内容です。ここから阿良々木君が得た教訓は…

確かに物語シリーズに登場する怪異の出現理由には「周囲との不調和」があるのかもしれませんね。蟹も猫も虎もクチナワ様もそうだもんなぁ…

つーわけで八九寺と共に歩き出した阿良々木くん。

阿良々木くんと八九寺のカラミはまさに絶妙の一言。物語シリーズにおいて俺は阿良々木くんとの絡みトークなら八九寺と月火ちゃん推しです。

さて戦場ヶ原の案内で八九寺の母親の家へ向かうも全く辿り着けない一行。
素っ裸ももちろんいいんですが、靴下だけは脱がさないというのも俺は好きですよ。そこに関しましては個人の嗜好ですからね、世の中から非難される覚えはありません(笑)

と変態チックなところを見せながらも、やはり女子力の高いガハラさん。

大してニュアンスは違わないような気もしますが、確かに「見せたかった」「見て欲しかった」とでは違いますわな。40年以上喋り続けてるのに、日本語というものはまだまだ奥が深くて面白いねぇ…

つーわけで八九寺が母親の家に辿り着けないのには理由がありました。
ここまでを初見で読めば誰しもが「八九寺は蝸牛の怪異に取り憑かれた少女」と認識することでしょう。やはり読者をミスリーディングに誘い込む展開の漫画や小説というものは構成が上手に出来ていますよね…


さてそこに現れたのは羽川。
実際には「八九寺」という名字は日本に存在していません。「阿良々木」も「戦場ヶ原」も存在していません。普通の恋愛漫画や学園物の漫画であれば名字もそれなりにリアリティを持たせた方がいいのかもしれないけど、化物語のようなファンタジーであればこういう名字の方が逆にフィットするのかもね…

そんな羽川、良いこと言います。
体罰の絶対的禁止が色んなところで主張されていますが、俺はこの意見には真っ向から反対です。ブライトさんじゃないけども、殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるか?と率直に感じますけどね。体罰を積極的に推奨するわけではないけども、こういった意見を発信する奴を徹底的に叩いて炎上させる世の中の方が不自然で不健全だと思いますが。

がしかしそんな羽川も家庭では大問題を抱えちゃってます。

実際どの程度の家庭でこういったDVが行われているのか、これを知る術が無いところが問題ですよね。おそらく1%もいないとは思いますよ、思いますがその1%を早期発見して子供を保護する体制作りこそが重要なんじゃないですかね。ただその体制作りを児童相談所に丸投げするのがダメなんですよ、これはもう地域住民が団結してやらないとどうにもならんでしょ。近所付き合いの希薄な今の日本でも、地域の子供たちを守るくらいの事は出来ると思うしやるべきだと思うんですが、やはり実際には実現困難なのかなぁ…

そんな羽川だからこそ、こうなっちゃったんです。
阿良々木くんがキスショットと出会ったのは高校2年生の春休み、3月25日。その後3年生のゴールデンウィーク4月29日に羽川は猫に魅入られちゃいます。その辺りの詳細は「猫物語(黒)」つばさファミリーにて語られることになりますが…さわりだけ貼っておきますか。
この辺りの時系列を知ってから改めてシリーズ全体を読み直すのもまぁアリですね…

まぁ阿良々木くんの活躍によりこの問題は解決したわけですが、羽川の家庭問題は全く解決していないわけで…
まぁこういった阿良々木くんの行動がつばさキャット及びつばさタイガーに繋がってしまうわけではありますけどね…


























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