「きのこと熊と探偵団」の続きから。ハンター3人と灰原・光彦を探す一同、しかしこの中に灰原たちの命を狙う殺人犯が。
登場人物の名前の由来が鉄砲に関連する雑賀衆と根来衆だというのは分かるけども、「八坂」というのは何がモチーフになってるんだろうなぁ?
さて十兵衛の痕跡も発見。
正直熊って何食べてるのかよく分からない動物でもありますよね。実際ツキノワグマは雑食ですが、9割は植物を食べているそうです。春は新芽や新葉を食べ、夏は果物を食べ、秋にはドングリを食べ、餌が少なければ木の皮を食べ、たまーにアリやハチを食べてるそーです。鮭ばっか食べてるイメージのヒグマとは案外違うんですね…
さてハンター知識。
散弾にも色々あるんですな。熊などを狙う場合には一発だけ弾丸を飛ばすタイプを、小さな鳥を撃つような場合には百発近くの弾が散らばる散弾を使うそーな。面白そうですよね、一回撃ってみたいもんです。
さて足を痛めた灰原。
足首のテーピング、何度かやってもらった事はありますが、結局自分では覚えられませんでしたね。あんがいテーピングって難しいんだもん…
さて灰原と光彦が犯人を伝えるために残した暗号。
阿笠博士、キノコに詳しすぎやしませんかねw
まぁそれは良いとして、しめじって久しぶりに聞いた気がします。子供の頃どうしても「しめじ」と呼べずに「ひめじ」と言ってしまっていた記憶がありますわ…
さて同じハンターを殺害した犯人は雑賀の爺さん。その動機は…
熊は想像以上に俊敏と言われてもやっぱイメージ湧きませんよね。実際熊は時速48kmで走れるそうです。まぁ動物の走るスピードってイメージしにくいんですよね、だってウサインボルトでも時速35kmくらいなのに、ゴリラは時速40kmで走れるらしいですからね(笑)
とはいえ熊を守るために人を殺すのはやり過ぎです。でもそこには理由がありました…
さすがにこれは人道に反してますよね。強力な殺傷兵器を手にした人間がいとも容易く残酷になれることは分かりきってる事です、だからこそ猟師やハンターは自然への敬意を忘れていけないんでしょうな…
まぁ最終的には十兵衛ともう一匹の小熊は無事に森へ帰ることができました。
熊は通常双子を産むんですな、そう言われてみると母熊が2頭の子熊を連れている映像はよく目にします。まぁネズミとかは一度に10匹以上の子供を出産するわけですが、よくよく考えてみるとその辺りの受胎のシステムはどーなってんの?と疑問にも感じます。卵子が人類とは違うのか、それとも卵巣が違うのか、生物はホント不思議が多いですよ…
次はエピソード79「偽りだらけの依頼人」さて依頼人はこの人。
ここでは旧姓を使っていますが、彼女は服部平次の母である服部静香。年齢は42歳ということですが…旦那である服部平蔵はさすがに50代後半。さらにエピソード61「結婚前夜の密室事件」では28歳の娘がいる同級生の存在が確認されています。こりゃ42歳というのも偽りだな…
さて一同は喫茶店へ。
私は関西人ですが、喫茶店で「レイコー」なんて頼んだ事はもちろんありません。こんな言い方するのは河内のおっさんくらいなもんですよw
さらに被害者宅へ。
アマダイをグジと呼ぶ、これはどっちかというと大阪よりも京都の人ですな。まぁ東西で呼び方が違う食材ってのはあるんですよ、私は未だに「春菊」って呼び方がしっくり来ませんもん。あれは「菊菜」でしょ…
さて殺人事件の被疑者として警察への同行を求められた静香さん。
「疏明」これまた懐かしい法律用語が出てきましたな。刑事訴訟において事実を認定するためにはその事実の存在について確信を待つ、つまり「証明」が行われることが必要なんですが、逮捕状の請求段階とかでは証明までは必要なく、一応確からしいという推測を抱かせればそれで足りる、これが疏明です。法律用語は難しいですが、勉強するとそれなりに楽しいんですよね…
さて朝5時に出かけたはずの奥さんが、朝食を食べた後のご主人を殺害するというアリバイトリック、その謎解きがこちら。
夜食を食べさせておいて、食べかけの夜食の横に朝刊を添えることにより朝食だと誤認させる、単純ではありますが良いトリックです。単純な事ほど人は見逃すようにできてるんだもんな…
がしかし、ダイイングメッセージを残していたご主人。
嫁や旦那に殺されかけてる時にダイイングメッセージ残すのは簡単ですよね、結婚指輪外すだけでいいんですから。やっぱ怖いもんですよね結婚指輪って、あんなの愛の証じゃなくて拘束の証でしょ…
さて旦那を殺した動機は?
賭け麻雀が殺す動機と言われてしまうと麻雀好きには哀しいですわな。とゆーかこの奥さんは勘違いしています。賭け麻雀が悪いんじゃないんです、悪いのは…賭け麻雀に負け続ける旦那の雀力の弱さなんですよ。競馬やパチンコとは違い、麻雀は運よりも実力が大きく左右しますからね…
そんなこんなで自殺を図る容疑者。
言っている事はまぁ良い気もしますが、その前に日本刀を扇子で絡め取ったあの技術のインパクトが強烈で耳に入ってきませんねw真剣白刃取りよりも難しいんじゃないのか、これ…
さて次はエピソード80「そして人魚はいなくなった」舞台はここです。
美國島というのはさすがにフィクションですが、名探偵コナンの舞台に福井県が初登場した瞬間ですな。こーゆー風に全国津々浦々巡ってくれるのは地方出身者としては嬉しいんですよね、いつか自分の故郷も名探偵コナンの舞台になるかもしれないという期待感が持てるからねぇ。こんな感情は東京出身の人には分からないんだろうけどな…
さて今回のお題は不死の人魚伝説。
八百比丘尼伝説は日本各地にあるそうですが、やはり人は800年生きるのは無理で120年くらい生きるのがめいっぱいだそーです。科学的な理由もあり、人間の細胞分裂の回数は約50回程が限界であり、それを寿命に換算すると120年になるからだそーな。
そして人魚といえばジュゴン。
これはね、私嘘だと思ってます。ジュゴンが昔日本の南にもいたというのは事実ですが、沖縄でしか見れなかったジュゴンが人魚のモデルになって日本各地に伝承していったと考えるのはちょっと無理がある。欧米の人魚伝説にしても、当時のヨーロッパ人がジュゴンを見れるわけがない。やはりジュゴンが人魚のモデルになったのではなく、先に人魚伝説が出来てから後付けでジュゴンが発見されたと考える方がしっくりきますけどね…
そんな人魚の肉を食べて不老不死となったのが命様。
130歳、これが真実ならギネス記録ですな。長寿のギネス記録はフランスのカルマンお婆ちゃんの122歳164日、男性の長寿記録は日本人であり木村次郎右衛門の116歳54日。これに関しては「あれ?泉重千代さんは?」と思う人もいるでしょうね。人類史上初めて120歳を超えたとして有名だった泉重千代さんですが、その後出生年が不明確としてギネス取り消しされてるんですよね…
そんなこんなで1人目の被害者が。
この子、ちょっと頭身がおかしい気がしますけどね…
さらに2人目の遺体も発見され、この島に来た人達の名簿を調べるコナン君。
ここ、実は重要な伏線なんでしょう。それを確信させるかのように名探偵コナンの50番目のOPにおいてこのシーンが登場するんです。
本名かどうかは別として、魚塚三郎はウォッカ、黒澤陣がジンということで間違いないでしょう。黒の組織がこの美國島に来ていたというのは、当然不老不死に関係があると見て間違いないでしょうし。そういう目線で見ると、参加者の1人である「大黒連太郎」なる人物も怪しく見えてきます。烏丸蓮耶っぽいといえばぽいんだよなぁ…
そして起きた3件の連続殺人に対し…
消去法的な真相への到達が方法論的に正解かどうかは微妙ですけどね。ありとあらゆる可能性を想定した上で一つずつ潰していくのなら良いですが、そもそもそんな事は不可能ですからね…
さてここで急展開。
人生100回繰り返しても起きることのないであろうシチュエーションですよねwそもそも崖から落ちる事自体、普通の人間は一生経験しない出来事だからなぁ…
さて自己犠牲に溢れる和葉ちゃん。
がしかーし。そこはさすがの服部平次です。
この「殺すぞ」っていいですよね。関東の人は「殺すぞ」という言葉に悪意を込めて放ちがちなんですけど、関西人は「殺すぞ」の中に笑いや愛情を込めることができるんですよ。これは関西人にしか伝わらないかもしれないけどな…
そして謎解きパート。3人目の被害者である君恵さん、しかしその焼死体は君恵さんではなかったというトリック。
まぁ推理物を読んでいて、焼死体が出てきたらまず入れ替わりを疑うのは当然ですわな。犯人が姿を消すのに最も使い勝手が良いのが焼死体ですからね。歯の治療痕という証拠があまりにも決定的すぎるが故に、後は疑われることがないというのも上手いポイントです。
つーわけで今回の犯人は…
今回の犯人である島袋君恵、彼女は名探偵コナン100巻記念に行われた「迷・犯人ベスト100」において4位という好成績を残しています。巫女さんという職業の特殊性もさることながら、事件自体の完成度が高かったですからね、まぁ人気の高さにも納得。
ただこのトリックに対して物申すのであれば「命様の声はどうやって出していたのか?」という点が一つ。そしてもう一つは「彼女は今後命様として一生を過ごすつもりだったのか?」という点。1人2役はまだ良いとしても、残りの人生を全て老婆のフリをして暮らすのは無理でしょ…
さて幼なじみを3人も殺害したその動機は…
母親の復讐…まぁそれはそれで良いんですよ。動機としては成り立ちます。ただ…復讐したいのなら普通に復讐すればよくね?と感じてしまいます。人魚の仕業に見せかけようとしたり、自分が死んだように見せかけたりしたり、わざわざそんな殺し方をする必要性を感じない。もしあるとするのであればそれは犯罪の追及を避けるために他ならないわけですが、そーゆー責任逃れの姿勢と母親の復讐って動機が綺麗に結び付かないんですよね…
がしかし、村人はみんなこの仕組みに気付いてました。
服部が良い事を言って締めているんですが、あの絶体絶命の状況からどーやって生還したのかを述べてもらわないと、こちらとしては到底納得できませんw事件がスッキリ解決したのに、こっちの問題が解決しないままじゃな…
ラストにエピソード81「封印された目暮の秘密」一行はデパートへ。
これはホント確かに。家を守る女性が良好な関係を近隣と図るために話好きになるというのはまぁ人類学的にも理解できなくはない。がしかし買い物が長いのはなんでなんでしょうな。買い物なんてそんな楽しいもんでもないでしょうに…
さて今回襲われた女性は全員がギャル。
ガン黒だかゴン黒だか山姥ギャルだか知りませんが、まぁ自由にしたらいいんじゃない。日本が平和な証拠ですよw