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きよの漫画考察日記2444 修羅の門第弐門第16巻

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凝視


さて九十九vs姜子牙の対決は、ついに姜子牙が暗器を握ります。


合気道の祖植芝盛平は「試合は死に合いに通じる」と残し、結果合気道では試合というものが行われません。それはそれで目標を見失ってしまいそうな気もするけどな…


さて暗器は金剛で絡め取るのが陸奥の定石。そして胸に刺さった暗器を隠す九十九。


舞子ちゃんのこの一言が出ればまぁ勝ちでしょう。「負けないで」という声援はやはり後ろ向きですよね、やはり「勝って」の一言の方が応援としては気持ちが乗ります。


つーわけで最終激突。


まぁお約束ですね。でも九十九はこれくらいで体勢崩したりはしないけども…


そうきたか。さすがにこれを無視しちゃ少年漫画の主人公にはなれませんからね…


つーわけで体勢を崩した九十九に対し姜子牙の攻撃。




んー、ここでの四門は若干卑怯ですよね(笑)四門は瞬間移動みたいなもんですから…


がしかし、四門にも付いていけるのがスピードスター姜子牙。



ここまで来ればさすがに姜子牙の方が先に当たりますよね。体の部位で最も早く動かせるのはやっぱり腕だもんなぁ…


がしかーし。これを凌駕するのが四門を開けた九十九です。









朱雀→玄武→白虎と来て、ついに青龍。若干技の流れとしては陸奥圓明流奥義龍破に近しいものはありますが、難易度的にはあんがい青龍の方が難しいのかも。左足で相手を跳ね上げておいて、その左足をさらに相手の後頭部にセットするってのは困難ですよ。

ただ…姜子牙も左腕が折れていなければあんがいガード可能な技にも思えてしまいます。

とはいえ。相手に空中から飛びかかる朱雀、相手を地面に押し伏せる玄武、相手を組み伏せて刺し貫く白虎、相手を空中に浮かせて食いちぎる青龍、どれも上手くできているとは思います。


そしてここで疑問が解決。



まぁそんな可能性もありそうだなと匂わせてましたけどね。問題はこの後刃牙のような父親対決になるのか否か?


そんなわけで勝利した九十九に舞子ちゃんからこの一言。

昔と比べて近年大きく変わったものの一つとして格闘技があると思います。昔はもっと無骨な世界だったイメージですが、今はもう派手さ重視の薄っぺらい戦いがそこかしこで行われています。がしかし、それでもやはりリングに立つということは命懸けな事には変わりません。もしかしたら命を落とすかもしれないリングに立った戦士に対し、「おかえりなさい」の一言は最高なんだろうな…


さて。青龍をくらった姜子牙はどうなりましたかね?

ケンシン・マエダは死んでる可能性もありますが、九十九が殺した4人目の人物とはならず良かったですな。まぁ格闘技漫画の主人公があんまり人を殺めてしまうってのもちょいと問題ですからね。殺害人数3人ってのは…孫悟空よりも多く殺してるでしょw


そんなこんなで昔を振り返る山田さん。



九十九の母親である静流さんが初登場ですな。とはいえこのストーリーが修羅の刻で語られることになるとは思ってませんでしたね。修羅の刻の舞台が昭和になるとは思わないですもん…


そんなわけで種馬を2回こなした山田さん。

虎彦と狛彦の物語から400年が経ってるんですね。辰巳→狛彦→八雲→天斗→左近→葉月→兵衛→出海→天平→真玄→静流→九十九、この400年の陸奥の一族はだいたい出揃ってきた感じです。

それにしても九十九の血筋は凄いですよね、妄想も入りますが、九十九は陸奥と不破の血だけではなく、源義経・織田信秀・雑賀孫一・真田幸村・雷電為右衛門、さらには酒呑童子の血まで入ってますからね、ハイブリッドにも限度がありますw


そんなこんなで今回の戦いの最終評。



ルール無用が本職と言うか、バトルマニアというか、まぁ少なくとも修羅の門は単なる格闘技漫画ではないということですな。格闘スポーツ物とバトル漫画の中間点というカテゴリーでしょうか?


そんなこんなでトーナメントも終わりました。


こー来ますか。まぁ確かに外国人選手は軒並みぶっ倒してきましたからね、再び日本国内で頂点を決めると言うのであればやはり海堂晃しかいないか…




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