第21話「きもすぎて悲しみの市」太宰治「道化の華」の冒頭部よりだそーな。
今回はこの子が登場。
絶倫先生です。何をもって絶倫と評価できるのかは分かりませんが、少なくとも俺はもう絶倫ではないわ(笑)
つーわけで今回は「肝試し」が転じて「キモイ試し」
スライスしてない牛タンはそーとーキモイですよ。でも俺は焼肉屋の厨房でバイトしてたんでね、牛タンの皮を普通に引っぺがしてまくってましたけどね…
そしてあびるちゃんが見つけてしまったキモイものが…
井川の髪の毛はよく久米田のネタにされてしまいますが、ここまで酷くはなかったでしょうよ……
だけどね、井川慶という投手は愛すべき投手ですよ。何が凄いってそのプロフィールが凄い。
こんなニートみたいな趣味でありながら沢村賞獲っちゃうんだもの…
第22話「恥ずかしい本ばかり読んできました」これは太宰治「人間失格」より。
ここでは彼が登場。
天才ストーリーテラー、久藤准!
名前をパッと見ると「名探偵コナンの工藤新一がモチーフか?」と思ってしまいますが、そうではありません。これはジュンク堂書店をモチーフにしておるんです。
そんな久藤くん、ありとあらゆる本を読むのが夢。
絶望先生「ありとあらゆるものを読むって…私の心も読む気でしょう?」
重要なのは下のコマで先生が持っている本のタイトル「ヘディング入門 著 宇野」これは面白い(≧∇≦)この宇野とはもちろんこの人です。
宇野勝!
現役時代を知らない若者であっても「宇野=ヘディング」で知名度バツグンのうーやんですが、実は成績も結構いいんですよ。あの掛布さんと本塁打王を分け合い、1シーズン41本塁打は遊撃手としては史上最多。それだけではなく中日で記録した通算334本塁打はドラゴンズの球団記録。言うなれば日本版ジーターです。まぁあのヘディングのシーンをあれだけ繰り返し見せられると、そんな記録は忘れてしまいますけどね…
さて絶望先生は久藤くんに感化され読書をしようとしますが…
第23話「一人の文化人が羅生門の下で雨やどりをしていた」これはそのまんま芥川龍之介「羅生門」です。
そして今回のお題は文化祭。
焼きそば屋の店員のTシャツに「マイケル富岡」今の若い子はヤキソバンなんて知らねえだろうに…
つーわけで文化祭だからって文化人を気取るのはどーなのかという話です。
まぁやくみつるは良いと思いますがね。多方面に対してコメントするだけの知性と鋭い切り口を持ってますよ。それ以外の人物はまぁ全滅ですね。中村江里子や藤原紀香、長嶋一茂あたりの文化人気取りは一周回って逆に面白いけども。
第24話「生八ツ橋を焼かねばならぬ」これは三島由紀夫の「金閣寺」より。
今回は修学旅行の下見で京都へ。
左下の看板には「どんつきどすえ」と書かれています。「どんつき」こんなの標準語だろと思ってましたが、これは京都弁だそうです。とはいえ「どんつき」なんて言葉は大阪でも神戸でも使います。なのに京都弁だけが東の人間にちやほやされる理由、それはとにかく「やわらかさ」でしょうな。大阪神戸の人間にはあの柔らかさは出せません…
第25話「我輩は天下りである 仕事はまだない」これは有名、夏目漱石「吾輩は猫である」より。
今回は2のへ組に天下り様がやってきます。
さよなら絶望先生には「義務」というものが存在します。毎話毎話、背景にチラッと登場する物を義務と呼んでいるんですが、まぁ隠れキャラみたいなものです。これを発見していくことも読者の仕事なんですが、ここまでに設定されている義務は1.常月まとい2.パンチラ3.皇帝ペンギン、そして4番目の義務がこの天下り様です。最終的にはこの義務の数は20を越えますからね…
そして今回のオチは…
背景に小さく「一途 ICHIGO MILK 34」と書かれております。これはソフトバンクの中継ぎ投手だった吉武(背番号34)に捨てられたAV女優の苺みるくが自殺未遂をやらかしたという、今となっては誰も覚えちゃおらん話ですね。くだらねえ売名行為だなと思ってはいましたが、その後ホントに自殺してしまいました。何もホントに死ぬことはなかろうに…
第26話「ある朝 グレゴール・ザムザがめをさますと神輿を担いでいた」これはフランツ・カフカの「変身」です。
今回は日本人は何でもかんでも祭り上げるというお話です。
元旦那が都知事に就任するというのは片山さつき的にはどーなんでしょーか。まぁ俺はあのおばさんは好きにはなれん。あの人の支持層というのが全く理解できへんがね…
そんなわけで何でもかんでも神輿に乗せて担ぎ上げるんです。
第27話「富士に月見草は間違っている」これは太宰治「富嶽百景」より。
人生は間違いだらけだというわけで、著名人の間違い探し。
トルシエのフラットスリー、田代まさしのビデオカメラ、植草一秀の手鏡、小倉智昭のズラ、あびる優の万引き、マイケルジャクソンの顔の成長、伊藤英明のマジックマッシュルーム、山崎拓の自作エロ本、矢田亜希子と奥菜恵と安倍なつみが寝た押尾学、NHKの海老沢会長の謝罪、全て間違いですよと。まぁ概ね同意です(笑)
だけども間違い探しにも正解があるわけで、つまり発覚した瞬間間違いは正解になると。
第28話「証明しようと思っていた 今年の正月」これは太宰治の「葉」より。
今回は本人が本人である事を証明せよという話です。
そして問題なのはこの1コマ。
とはいえ本人証明は本人じゃなくてもできます。
だけどやっぱり本人だと証明するのは難しいもんなんです。
第29話「親譲りの無気力で子供の頃から冬眠ばかりしている」これは夏目漱石の「坊ちゃん」です。
今回は人間も冬眠してもよいのでは?という話です。
第30話「今の武蔵野は闇である」国木田独歩の「武蔵野」からだそうな。
そして芸能界には闇歴史がいっぱい。