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きよの漫画考察日記1046 キン肉マン第42巻

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ちなみに42巻の背表紙はこの2人です。
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マーベラス&クラッシュマン、また渋いところを並べたもんだ…

お月様

さてさて正義・悪魔連合軍vs完璧超人、先陣を切ったのはブロッケンJrでしたが予想通りの劣勢に…
クラッシュマン
「キン肉マンソルジャーに超人血盟軍のメンバーとして選ばれ多少は活躍したと聞くが、おまえはそれ以前も今現在も何も変わってはいない!」
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はっきりとは否定できないところがブロッケンの哀しいトコですな(笑)まぁ結果だけをみればサタンクロスに負けたザ・ニンジャよりもプリズマンと引き分けたブロッケンの方が貢献度は高いけど…まぁもし俺があの時のソルジャーの気持ちになってメンバー編成するならば…バッファローマンとアシュラマンはやっぱ確定でしょ、そんで…ネプチューンマン呼んで…やっぱ人数合わせにブロッケンかな(笑)

そんなわけでやっぱやられちゃうブロッケン。
クラッシュマン
「ブロッケンJrよ、やはりおまえには善戦超人…あるいは万年未完の大器という異名がピッタリなんだーっ!」
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「万年未完の大器」とはあまりに惨い異名です。つまりは大器ではないってことでしょに(笑)

そんなわけで心折れちゃったブロッケンJr。がしかし、そんなブロッケンに対し1Fで戦うラーメンマンが己の闘いっぷりでメッセージを送ります!
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この一撃だけでキン肉マニアならあのシーンを思い出せますね。思い出せないのであればここから先の展開を読むべきではないと思いますよ!
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ラーメンマンvsブロッケンマンの試合はキン肉マンにおける大きなターニングポイントだったと俺は考えています。この試合まではね、キン肉マンは単なるギャグ漫画やったんですよ。がしかしこの試合でブロッケンマンが死亡したことにより、命を懸けてリングに上がり戦うというシリアスパートがキン肉マンに誕生したのではないでしょーか…

それにしてもいきなりブロッケンマン戦を再現し始めたラーメンマンの真意やいかに?
ラーメンマン「私とて若い頃はこういう残虐殺法を好み、おまえの父を殺めるという大罪を犯してしまった…だが…過去を打ち消すことだけはしてはならない。栄光も挫折もすべて受け止め反芻し乗り越えた時こそ、人としての成長は見込めるものなのだ!」
ブロッケンJr
「ラ…ラーメンマン!」
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ブロッケンJrでなくとも聞き直したくなる発言ですね、これは。ラーメンマンの過去最大の難敵がブロッケンマンのわけがねーだろがい!というツッコミが全国から殺到しそうです(笑)ラーメンマンは過去に12戦してますが…
○vsブロッケンマン
●vsキン肉マン
●vsテリーマン(反則負け)
○vsブロッケンJr
●vsウォーズマン
○vsミスターカーメン
○vsスプリングマン
○vs乱入コンビ
●vsヘルミッショネルズ
○vsモーターマン
○vsバイクマン
○vsプリズマン
モンゴルマンとしての戦いを除外したとしても、ラーメンマンが最も苦戦してたのはウォーズマン戦かバイクマン戦でしょ…

だけども頑なに嘘をつき続けるラーメンマン(笑)
ラーメンマン
「だから私はあのような残虐殺法でしか、やつに対抗できなかった!」
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そこまで頑なにラーメンマンが嘘をつき続けるのであれば、本当にブロッケンマンがラーメンマンにとっての最高最大の難敵だったかどーか検証してみましょう。30年近く前の話ですが…タイムスリップ!

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ふむ、たしかにそれなりのダメージをくらってるようにも見えますが…
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ここからのラーメンマンは試合中にもかかわらず終始笑いっぱなし。
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出ました暴獣口蓋捻り。もうこの時点でブロッケンマンは「ヒ~」と泣き叫んでますよ(笑)
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……苦戦どころかド楽勝にしか見えませんけど!

…そこで俺は一つの仮説をたてました。
『ラーメンマンは脳に傷を負った影響で物忘れがハンパなく酷くなり、己の過去の戦歴をブロッケンマン戦以外にはミスターカーメン戦とモーターマン戦しか思い出せなかった』
…うん、これならブロッケンマンが過去最大の難敵だというのにも頷けます(笑)

そんなわけで立ち直ったブロッケン。
ブロッケン「おまえら完璧超人相手に本来の自分を無視して完璧に立ち回ろうとしていた己のバカさ加減に今気付いたーっ!オレにはオレのやり方がある、生きてきた人生がある、勝ち方があるってなーっ!それはいかなる困難や障害があろうとも、己に課せられた仕事は絶対に遂行する気概だーっ!」
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この野郎むかっジェロニモが声がでかいことしか能がないだと⁉ふざけるのも大概にせーよクラッシュマン!ジェロニモは他にもいいところがいっぱいあるわ!例えば…
えーっと…
その…
なんだ…
ごめん、ジェロニモは声がでかいことしか能がないわ(笑)クラッシュマン、正解!

つーわけでジェロニモを侮辱されて黙ってるブロッケンではありません!
ブロッケン「てめえのその言葉…オレの心の奥底に流れる…ブロッケン一族の闘いの魂に火をつけた!」
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ジェロニモは誰かに乗り移らないと活躍できないんでね(笑)

さらに攻めるブロッケン。
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人の技ばっかり使ってますね…だけどトドメはやっぱり違います!
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何ぃ⁉ブロッケン一族の乾坤一擲、フィニッシングストロークだとぅ⁉

いったいどんなとっておきの技を残しておいたというのだブロッケン!

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見飽きたわ(笑)
でもね、俺はベル赤好きですよ。キン肉マンに登場した技の中でも1番好きです。俺はロビンマスクマニアやけども、冷静に考えてみると「ロビンスペシャル」という技名はダサい。かっこいい技っていうのは技自体がかっこいい事を前提として、さらに技のネーミングもかっこよくなければいけないんです。その意味ではベルリンの赤い雨の評価は満点ではないかと。
さて脱線しちゃいましょーか、キン肉マンに登場した技の中で俺の思い出に刻まれてる技TOP10!

10位 地獄のネジ回し
コンビ技としての完成度はマッスルドッキングやクロスボンバーを上回るのでは。スクリューキッドの足がうまい具合にケンダマンの頭にハマるところがミソです。

9位 アパッチのおたけび
9位の理由?そんなもん聞かれても困る。インパクトですよ、インパクト。ウララ~!

8位 セントヘレンズ大噴火
これもネーミングの勝利じゃないでしょか。なかなかこんな技名は思い付かんよ…

7位 地獄の凱旋門
サンシャインの地獄巡りシリーズからはやはり凱旋門でしょ。うまい具合に門のところにジェロニモがハマるので、これってジェロニモにダメージは無いのでは?と誰もがツッコんだはず。

6位 パロスペシャル
これはもう伝説の技でしょ。簡単な技でありながら危険度MAX。ちなみに「パロ」の意味を知ってる人はほぼ居ませんが、ジャッキー・パロっていう実在のプロレスラーが使ってた技なんです、そもそもは。

5位 順逆自在の術
もはや技ではなく術。理論的には無敵です(笑)

4位 デビルトムボーイ
あのリキシマンの肉体を細切れにしたのは衝撃的でした。ちなみにデビルトムボーイとは悪魔のようなトムという少年の事ではなく、階段を降りてくバネのおもちゃのことをトムボーイっていうんです。

3位 武道爆裂キック
これはね、ネーミングが好きなんです。「武道爆裂キーック!」って叫びながら壁に飛び蹴りをかます武道がたまらなく可愛かったんです。

2位 魔雲天ドロップ
ただ魔雲天が上から落ちてくるだけの技ですけど、非常に好きな技です。simple is best。

1位 ベルリンの赤い雨
単なるチョップなんですよ。だけども斬られた相手の血が雨のように降る、だからベルリンの赤い雨。このネーミングセンスは秀逸!



つーわけでザ・ニンジャ戦以来となる久~しぶりの勝利を飾ったブロッケン。
ブロッケン
「こ…この勝利を…死んだ親父…そしてこんなダメなオレを最後まで見捨てなかった仲間たち…」

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あくまでも「心の」師匠ですから。実技指導もしてくれてればブロッケンはもっと勝てたのかも(笑)

…それにしても俺はこの結末には不満です。ブロッケンが勝つのはいいですよ、だけどこの戦いはミスターカーメンの仇討ち試合じゃなかったのかね⁉ステカセや魔雲天、アトランティスとは違いほとんど見せ場の無いままクラッシュマンに敗れ去ったミスターカーメン、だからこそクラッシュマンの次戦の相手として因縁のあるブロッケンJrが選ばれたんじゃなかったの⁉ミスターカーメンをこよなく愛するカーメニストとしては少しでもいいからカーメンについて触れて欲しかった、じゃなけりゃカーメンの死が無意味じゃないかぁ!そのうちミスターカーメンではなくミスターアーメンなんて呼ばれそうで哀しいです(笑)


さてブロッケンに敗れたクラッシュマンは自害。
ネメシス「クラッシュマンよ、実に潔い自害であった、誉めてつかわすーっ!」
ロビンマスク「たった一回の敗北がなんだっていうんだ…負けが超人を成長させてくれることもある!」
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負けて成長した超人の代表がブロッケンJrだと言ってますが、実際にはブロッケンはラーメンマンと乱入コンビにしか負けていません(プリズマン戦は引き分けでしょ)一方のロビンマスクはキン肉マン、アトランティス、そしてヘルミッショネルズに負けています。負けて成長してるのはむしろロビンの方じゃねーか(笑)

ちなみにキン肉マンにおいて最も敗戦数が多いのは……ウォーズマンです。主要人物はだいたい2敗~3敗ですが、ウォーズマンはvsキン肉マン、vsバッファローマン、vsヘルミッショネルズ、vsマンモスマンと4敗しています。この完璧超人無量大数軍との戦いで5敗目を喫しそうな気配もプンプンしますがね…



さてさて、クラッシュマンvsブロッケンJr戦が終わり、階段ピラミッドリング第2戦は…マーベラスvsラーメンマン!
この完璧超人マーベラス、俺の予想通りの超人でした。
マーベラス
「オレも…おまえと同じ、勝って笑うか死して消えるかの二者択一の論理の中で闘ってきた…」

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やはりこの両者の対戦は中国拳法対決!

それにしてもこの額の文字の意味はいったい?
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額に焼き印は超人拳法伝承者の証だそーです(笑)……じゃあテリーは⁉

そんなわけでいきなりマーベラスが必殺技を披露。
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うーん、イマイチかな。キン肉マンにおいて必殺技が地味な超人は生き残ることができませんからね。逆に必殺技に華さえあればアシュラマンのように生き残ることもできるんですが…

さて、何故か殺人技を封印してマーベラスの首ばかりを狙い続けるラーメンマン。そりゃマーベラスも怒ります。
マーベラス「オレもおまえも「勝って笑うか死して消えるか」の二者択一の論理を徹底的に叩き込まれた超人拳法伝承者だろうが~っ!ならば殺すつもりでこいーっ!」
ラーメンマン「た…確かにかつては殺人拳法こそ超人レスリングの真髄だと考えてきた。だがある日気づいたのだ、そこに真髄などなかったことに!」
マーベラス「ふぬけたことを!殺す以上の勝利の真髄などあるものかーっ!」
ラーメンマン「あるのだよ、滅多やたらに相手を殺す拳は結果的に自らをも殺す拳となる!」
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あの両者の戦いにそんな事を悟るシーンがあったとは思えないが(笑)

マーベラス「ならばオレはおまえが殺すに値しない超人であるから殺人拳を出してこないかーっ!」
ラーメンマン
「逆だ!殺人拳と違って生かす拳は己さえも生かしてくれる!相手と共に己も救い、育て、強化し、ひいてはさらに生かすことになる!」
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何故か異様に短いラーメンマンの親指(笑)
まぁラーメンマンの言っている事は分かりますよ。相手を生かす拳、それでこそ正義超人でしょうよ。だけどブロッケンマン戦以降もミスターカーメン・スプリングマン・モーターマン・バイクマン・プリズマンを次々と殺してきたラーメンマンが言っても説得力に欠けるんです(笑)

そんなラーメンマンに対しマーベラスは二度目の双竜同体飛燕にいきますが、逆にラーメンマンはマーベラスを投げ上げて…
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バイクマン戦、プリズマン戦に続き決め技は九龍城落地。もはやラーメンマンといえばこれですな。

つーわけで頚動脈を圧迫されたマーベラスは失神KO、ネメシスはもちろん負けたマーベラスに自害を要求しますが…失神してる奴が自害できるわけがありません。
ブロッケン
「そうだったのかーっ!この試合開始からラーメンマンが徹頭徹尾マーベラスの首への攻撃に固執したのは…」
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勝った後のことまで考えて戦っていたラーメンマン、さすがです!
…と言いたいところなんですが、首にダメージを与えておいたからって失神時間が長くなるという理屈は俺には分かりかねます(笑)



そんなわけで階段ピラミッドリングは正義超人が二連勝。そして4Fで待ち構えるグリムリパーの元へたどり着いたのはこの超人!
「ケケーッ!」

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う~ん、スプリングマンが4Fだったかぁ!なかなか予想は当たらんもんだ…

そんなスプリングマン、いきなり奥義を見せてくれます。
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これは衝撃です。バネの力で相手の肉体を締めあげるこの技の名前が「螺旋懐体搾り」であるならば、ウルフマンを破った技「デビルトムボーイ」とは単にバネの力で階段を降りるだけの技だったということになります。騙されてたわぁ!

さらに必殺技を披露するスプリングマン。
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単なるジャンプだ(笑)


その頃スプリングマンにわずかに遅れて迷路を脱出し、3Fのジャック・チーと対戦することになったのが…
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これは意外!
いや、この対戦組み合わせだけはあり得ないと思ってた。完璧超人第二陣の中ではこのジャック・チーは明らかにヤラレ超人。初戦で勝利したクラッシュマン、ターボメンにジャック・チーを加えたこの3人は明らかに負け要員です。だからこの3人と戦う相手としてブラックホールだけはあり得ないと信じてました。なぜなら初戦で勝利したブラックホールも今回は明らかに負け要員だから。負け要員同士が対戦するなんてホント予想外ですよ…

つーわけで対戦組み合わせが決定しました。
1F マーベラスvsラーメンマン
2F クラッシュマンvsブロッケンJr
3F ジャック・チーvsブラックホール
4F グリムリパーvsスプリングマン
5F ターボメンvsバッファローマン
6F ネメシスvsロビンマスク
7F ポーラマンvsウォーズマン
う~ん、予想が難しくなりました。1F2Fは正義超人が2連勝、さらにバッファローマンが勝ってロビンは負けるという展開はほぼ間違いないでしょーから…ウォーズマンとスプリングマンも負けて、ジャック・チーvsブラックホールは両者死亡でしょうかね?

つーわけで階段ピラミッドリング第3戦はジャック・チーvsブラックホール!
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ブラックホールってそんなにタフやったんや(笑)キン肉マンのエルボー一発でやられてましたからね、むしろひ弱なのかと思ってましたけど。

さてダルメシマン戦で重症を負っているブラックホール、しかしその引き出しの多さで相変わらず魅せてくれます。
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各々のポージングが素晴らしい(笑)

がしかし、ジャック・チーにはまるで通用しません。
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分身はしゃべることができないようです。でも1人だけ「カメァ~ッ」と発言しているのが愛らしいのです。

そんなわけであっさりと見つかった本体。
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「カカゲラ~ッ」って(笑)面白えなぁブラックホールは…


そんなわけで劣勢のブラックホールは影の中に隠れようとしますが、ここでなんとジャック・チーが温泉を掘り当てます。
ジャック・チー
「影ができるには太陽の光が必要…」

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太陽の光を完全に遮っちゃうと全てが影になるわけですから、むしろブラックホールの独壇場のような気もしますがね…

つーわけでもはや打つ手が無いブラックホール、なりふりかまっちゃいられません。
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いかに完璧超人といえども眼球は鍛えられませんからね、さすがのジャック・チーもこの目潰しに対しては「ジャ…ジャーッ」という理解不能なうめき声と共によろめきますが…

…この目潰し、よーく見てみましょう。

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ゆでたまご=神だわ(笑)
これを描いた時点でゆでたまごは絶対気付いたはずでしょ、ジャック・チーに目潰しは当たらないってことを。だけどその事実に気付きながらも平然と押し切ろうとしたゆでたまご、これを神と呼ばずして何と呼ぶ⁉


そんなわけでね、卑怯な反則攻撃を繰り返すブラックホールに対して観客からはブーイングの嵐。がしかしそのブーイングに対してこの超人は…
スプリングマン「素晴らしいぞブラックホール!」
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スプリングマンはね、その愛嬌のある姿形とは対象的に最も悪魔的な発言をします。結局は友情パワーに屈したバッファローマンやアシュラマンやサンシャインを抑え「Mr.悪魔超人」の称号が最も相応しいのはスプリングマンです。

さらにこの男も…
バッファローマン「どんなに卑怯な手を使おうと惨めな醜態をさらそうと、命ある限り戦い続け…」
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悪魔の美学ですよ、これが。勝利至上主義という点では完璧超人と共通する考え方です。だけども完璧超人は勝利という結果が全てであるのに対し、悪魔超人は死の瞬間まで勝利を求め続けるというその姿勢にも価値を見出すわけですな。はっきり言って悪魔超人、カッコ良いです。今のキン肉 マンを読んでいる読者ってさ、ほぼ悪魔超人ファンになっちゃってるんじゃないでしょかね?

そんな2人からのエールを受けて立ち上がったブラックホール、最後の力を振り絞り至高のブラックホールで全てを吸い込みにかかりますが…吸い込めたのはジャック・チーではなくリングの外から現れた謎の物体!
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ブラックホールが吸い込んだ物が何か、この時点で分かった読者は存在しないでしょう。がしかし、次のページをめくった俺は感激しました!
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この羽を見ても何のことか分からないよーな奴が存在してることが俺には信じられません。ブラックホールで羽っつったらもちろんあの超人でしょうが!いや、あの「鳥人」でしょうがぁ!!

う~ん、次巻が待ち遠しい…


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