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きよの漫画考察日記1401 はじめの一歩第43巻

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お月様


さて始まった鷹村vsホーク、まずは鷹村が攻めますがホークはそれをとんでもない形でかわします。
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ボクシングには上体を反らすことによって相手のパンチをかわすスウェーバックという防御技術がありますが、ここまで反らす奴は絶対いません。だけども至近距離でこのよけ方をされたら相手は面食らいますよね…

そしてホークの凄いところは、かわすだけで終わらない点です。
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上体を反らした状態から強いパンチが打てるんです。純粋に上半身の筋力が強いこと、そして体幹の強さのなせる技ですが…
ミゲール「ボクシングのパンチの種類は数えられる、数に限りがあるから読める。しかしホークのパンチは無限…無限故読めない、読みようがない。トレーナーとしていいたくない台詞ではあるが、彼のパンチはボクシングではない。ただの…」
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ホークのモデルがナジーム・ハメドだと言われる所以です。まぁ知らない人はハメドの試合映像を見てください、彼ほど変則的なのに強いボクサーはいませんから。理解不能という言葉が最もしっくりくるボクサーですよ…

さてホークに対しスピードで対抗する鷹村、しかしこれを捉えるホーク。両者の差は「慣れ」でした。
ミゲール「重量級の練習相手すら不足する小さな島国で自分と同等の選手など見たコトあるまい。自分以上となればなおさら…」
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一般に重量級と呼ばれるヘビー級とミドル級、日本人で王座を獲得したのはもちろん竹原慎二ただ1人です。日本人に重量級の体格の選手が少ないからといえばそれまでですが、ミドル級は69~72kgの階級ですからそこまで競技人口が少ないとはいえないでしょう。だとすればやはり「同階級でハイレベルに競い合える相手が少ない」というのがやはり1番の理由なのかもしれません。村田諒太にはなんとか頑張ってもらいたいけどねぇ…

そしてあの鷹村が2Rで2度目のダウン。
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ブライアン・ホーク、ちょっと強すぎます。あの鷹村を2Rでここまで追い込めるんですよ、はじめの一歩におけるパウンドフォーパウンドはリカルドマルチネスではなくホークじゃないですかね…

さてこのタイトルマッチはWBC。
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WBAとWBOは1Rで3回ダウンすると試合が終わる3ノックダウン制を採用していますが、WBCとIBFは1Rに何回ダウンしてもよいフリーノックダウン制を採用しています。まぁ1Rで3回倒れればWBCでも試合を止められちゃうことがほとんどですけどね…

さてここからホークの上体反らしに左を合わせてダウンを奪い返した鷹村、しかしホークはノーダメージ。
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この起き上がり方、できるとかっちょいいんよね。俺も昔練習しましたがどーしてもできませんでした。身体のバネが足らんかったのかなぁ…

そんなわけでジャブで2度目のダウンをホークから奪った鷹村。
鷹村「ムカついてんのはこっちも同じなんだよ、てめえが1Rから売ってきてんのはわかってんだ!」
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一歩の試合はあくまでもボクシングなんですが、鷹村のそれはケンカの延長です。だから鷹村の試合の方が面白いのかもなぁ…



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