もちろんシュートの軌道は人それぞれでね、高い軌道のシュートを好む選手もいれば低い軌道を好む選手もいます。だけど手首のスナップでここまで高くボールを上げるのは不可能です。バスケのボールは600gくらいはありますからね、500gのペットボトルをどれだけ上に投げ上げられるかを想像してみれば分かるはずです。
つーわけでムチャな軌道の3ポイントを打つ緑間、さらにムチャクチャなのはその成功率です。
んなアホな(笑)
3ポイントシュートの成功率ってのは凄いシューターで約40%くらいです。ジョーダンと一緒にプレーしていたことでも有名なスティーブ・カーのシーズン3ポイント成功率.524、生涯通算3ポイント成功率.454がNBA記録ですからね、成功率100%なんてのは現実にはあり得ない数字です。まぁ漫画だからいいんだけども。
さて緑間と戦うためにはその前に王者正邦高校を倒さなくちゃいけないんですが、ちょっと特殊な動きをしてくる正邦。
身体を捻じるとそこにパワーが生まれます。がしかし古武術はその捻じりを無くすことによってパスやシュートの際に生じるタメを解消し、ノーモーションでのプレイを可能にさせるわけです。まぁ言うのは簡単ですけどね、実践するのは難しいことですよ…
つーわけで圧倒的DF力を誇る正邦、パスコースを徹底的に潰しますが…
つーわけで勢いづく清凛。
バスケでは股抜きパスはサッカーほど頻繁には見られないプレーです。がしかしサッカーと違い足で止めちゃうと反則なので、パスコースとしては非常に有効なものではあるんですよ。だけど…やっぱそこにパスを通そうという発想にはなかなか辿り着けませんって。
さてここで火神が4ファール。昨年トリプルスコアで敗れた正邦に対し火神と黒子を決勝戦の秀徳戦に温存して2年生だけで挑みます。
さてここでPGの伊月の特殊能力が判明。
岩村「さっきの話聞こえたが、まさか秀徳に勝つつもりとは…ウチもなめられたものだな。」
日向「ああ、あんなん建前っすよ。もう一つの理由が本音だけど別に大したことじゃないんで。雪辱戦に一年に頼って勝っても威張れないじゃないすか。とどのつまり…」
たった1年生まれるのが早かっただけなんですよ、なのに「後輩には負けらんない」という感情はいつだって俺たちを支配してる感情です。この感情が無くなったら男として終わりだなと思えるほどに我々のハートの大部分を占めている感情です。さてここでPGの伊月の特殊能力が判明。
バスケのアウトサイドプレーヤーなら多かれ少なかれこの能力は持ってはいると思いますけどね。視覚から入ってくる目線レベルでの映像を脳内で真上から見た映像に変換できなきゃスペースは見つかりませんからね…