長かったうしとらもついに感動の最終巻!
第54章「太陽に命とどくまで」
さて白面と闘い胸に穴を空けられたとら。
いつの間にかとらにとっても潮は無くてはならない相棒になっちゃってたわけですな。まぁ遠野で一鬼とやりあった時くらいからその兆候は見え隠れしてましたけどね…
さてそこに現れた真由子、とらの髪を梳きます。
真由子「私はねえ…とらちゃんに…戦ってもらいたくて来たんじゃないの。とらちゃんと一緒に静かな街を歩きたいだけ…とらちゃんが人間になったらいいと思うなァ。麻子とうしおくん、私ととらちゃんでデートできるじゃない。ハンバーガーいっぱい買ってあげるね。」
真由子「戻らないね…」
とら「あたりまえだろ。」
真由子「うん…わかってた…よ…」
とら「ふん。あったりめえだ、食ってやらァ。」真由子「うしおくんの次…?うふふ…」
とら「ふん。」
真由子「とらちゃん…好きだよ…大好き…」
真由子はとらの操り方をよーく分かってますな。実は悪女の素質があるのかもねぇ…
そしてさらにとらを絡め取る真由子の話術。
真由子「私ね…四代目のお役目様なんだって…白面がまたどこかで眠りについたら、私も長生きして見張るんだって…百年たっても二百年たってもとらちゃんなら私を守っててくれるわよね…」とら「守らねえよ。」
真由子「え?」
完全に真由子の手のひらの上で踊らされたとらです。男はね、女にうまい事言われると簡単に転がってしまう生き物なわけですよ…
つーわけでようやく合流した潮ととら。
潮「とらァ!」
この回のタイトルは「最強の悪態」このタイトルセンス好きだわぁ!
さてこの白面との戦い、さすがに人間側も無傷というわけにはいきません。最初に命を落としたのはこの2人。
ニコラス博士とマルコ博士、まぁ正確には生死不明なんですけどね…
つーわけで博士たちが麻子に託した物が決め手となります。
小型キルリアン振動機「チェシャキャット」!
チェシャキャットとは不思議の国のアリスに登場する不思議な猫の名前です。まぁアメリカ人はこーゆーネーミングが好きですからね…
そんなこんなで白面を瀬戸内海上空から沖縄上空まで押し戻したところでようやく到着。
あいかわらず初動が遅いわ(笑)
さてこの自衛隊を連れてくるという大役をこなしたのは雷信とかがり。
さて自衛隊の戦車部隊は白面の炎に襲われますが…ここでこの援軍が到着!
さらに続々と援軍が。
さらにどーでもいいような奴らも到着。
そんなこんなでおいしいセリフを持っていくサンピタラカムイ。
すっかり忘れてましたけどね(笑)
悪神を蹴っ飛ばしただけで有珠山を噴火させたサンピタラカムイなら白面とも互角に戦えそうな気もしますが(笑)
鳥妖とキジムナーは分かります。でもその手前にいる妖怪は誰だろ?こんな妖怪登場してたかね?
サンピタラカムイ「うしおよ。ここにきてようやくわかったのだ。なぜ獣の槍が遠く時を経ておぬしを使い手に選んだのか…長飛丸よ。なぜおまえがうしおと共に戦わねばならなかったか…獣の槍だけでは今まで同様白面は討てなかったろう…だがおまえ達は戦いの中で多くの者と深い絆で結ばれていった。」
まぁ特に遠野に立ち寄ったのがデカいですわな。あそこで東の長に出会わず、小夜さんにも出会ってなかったなら白面には勝てなかったでしょうね…
さてここで自分の身体を毒気に変えて誰も近づけなくした白面、なぜか平気なのはこの2人だけ。
2対1をタイマンと呼ぶのはおかしいような気もしますが、これはこれでいいんです。なぜなら潮ととらは2体で1体ですから!
そしてようやく白面の尾の7本目と8本目の正体が判明。
嵐と雷の尾、そして槍の尾。潮ととらの得意技に似ているのは偶然なのか、それとも運命なのか…
さらに結界を張る連中を殺しにかかる黒炎たち、須磨子と真由子も襲われますが…
とても黒炎に勝てそうにはないんですが…背中に背負った琵琶で殴るんでしょーか(笑)
さらに真由子を守るために参戦するキリオと九印。
海座頭のあだ名は「海のおじさん」に決定(笑)
さらに波照間島ではこの2人が奮闘。
杜綱悟&杜綱純兄妹、さすがにこの大決戦においては影も薄くなってしまいますね…
さらに西表島には…
「やっぱりここにきても私は君のフォローだな…でも、ふふ…可笑しいね…今はぜんぜん悔しくない…男に生まれなかった哀しみ、獣の槍の伝承者になれなかった悔しさ…私はそんな気持ちでいっぱいだったのに…」
やっぱり日輪は最後まで良いですな。単なる女性キャラの1人として埋没することなく、最初っから最後まで彼女は関守日輪としてあり続けてます。ブレの無いツンデレ法力僧、それが関守日輪です。
さて潮ととらを圧倒する白面の戦闘力。
だけども折れないのか蒼月潮です。
潮「どんなに誰かが…がんばっても…すくえねえヤツがいる…だからって…あきらめ…られるか……自己満足か…よく…わからねえよ。でも…もしよ…」潮「オレは闘うさ。何度だって泣いてやる。」
白面「負けとわかって、まだ戦うか…」
潮「勝つさ!おまえの夜は…もうやって来やしねえ…オレにはわかるんだ。」