高橋が直面するリアル、こりゃ重い。仮に俺が歩けなくなったとして諦めはつくかもしんない、だって今まで思う存分走り回ってきたから。だけど高校生にこのリアルを突き付けるのは酷だねぇ…
もちろん高橋も野宮もいない西校は惨敗。
野宮「終わっちまったっ…!」
さて次は戸川の中学時代。陸上がやりたかった戸川でしたが、父親からはピアニストになるための教育が。
つーわけでピアニストに挫折した父からピアニストを強要される戸川。
引退後もそのスポーツをできる高校生なんてほとんどいません。大多数の人間はそこで引退です。もちろん卒業後も趣味として続けることはできるけども、部活ほどの熱量を感じられる場所は他にはありませんからね…
さて次は戸川の中学時代。陸上がやりたかった戸川でしたが、父親からはピアニストになるための教育が。
俺の指もピアニスト向きではありませんね。とてもじゃないけどあんな繊細な動きができる指じゃありません。
うん、言われてみると確かに「父さんのようにはなるな」という言葉は使っちゃいけないのかもしんない。息子に自分を越えてほしいと願うのは親の勝手だけども、それが子供の心を苦しめちゃ意味ないですよね…
そんなわけでスプリンターとしての素質が開花し出場したインターハイ、戸川を待っていたリアルは…
むしろ井上雄彦がこれをよく描く気になったなと思いますけどね。世界にどれだけの骨肉腫の患者がいるのかは知りませんが、一歩間違えればそういう患者たちの心を傷つけることになりかねない題材ですから。漫画家としてここを選択するのは勇気ある決断ですよ…