さてレイ疫病研究所へ大挙して押し寄せる自動人形、その中を悠然と歩く鳴海。
自動人形「オイ、ちょっと待てよ⁉︎」
しかしこれに対する鳴海の返答は…
鳴海「…人間か…」つーわけで次々と自動人形を撃破していく鳴海。
自動人形「に…人間じゃねえ!こんな強え人間なんかいねえ…じゃ…じゃ…てめえはなんなんだよォ~!」このフォルム、好きです。夢に出てきたらうなされそうですけどね…
そして2体目。
つーわけでゾナハ病の唯一の対抗策であるハリーを護りに来た鳴海達でしたが…
つーわけでドリルセプテンバーvs鳴海。
さて2対2の戦いに挑む鳴海とミンシア。
どちらも小学生が描きそうな顔のデザインです。それなのに人殺しの機械だというギャップがいいんでしょうね…
好きですね、このネーミング。ドリルと9月、この2つを合わせてみようという発想が異次元です。
鳴海「…大丈夫かよ?ミンシア姐さん…」
ミンシア「私はねえ、これでもアンタとサハラ戦を生き抜いたのよ…でもいい機会だし、そうねぇ…約束してくれるかな?」
がしかし、不運にもミンシアが対戦する自動人形は他の奴らとは格が違いました。
最古の四人と最後の四人を除けば、シルベストリと並んで最強クラスの自動人形でしょう。能力的にもデザイン的にも一級品です。
最古の四人と最後の四人を除けば、シルベストリと並んで最強クラスの自動人形でしょう。能力的にもデザイン的にも一級品です。
そしてこのブロムブロムロー、まさかのキン肉マンシステムです。
つーわけで手も足も出ないミンシア。
そんなジョージ、戦いの前にタバコを一服。
さて圧倒的性能差でボロボロになるジョージでしたが…
見た瞬間にこいつの対戦相手はジョージで確定です。からくりサーカス第37巻の主役はジョージですからね…
ジョージは元々タバコを嫌っていました。その理由は「身体に悪いことをするのは非合理的だから」確かに世の嫌煙者たちは皆同じことを思っているんでしょう、だけど非合理的行動の中にこそ人間らしさがあるんですよ。合理的な行動だけを選択して生きていくんじゃ、それは人間ではなく人形です。
さらに怯える子供達のためにピアノを演奏したジョージ、待っていたのは思いがけない子供達からの拍手。
そして戦いに向かうジョージに…
トム「あ…あの…ジョージ…」
俺は音楽をやったことはありませんが、自分の演技や演奏に対して拍手をもらえるってのはやっぱ嬉しいことなんでしょな。勝利した時の充足感が好きな俺は体育会系になりましたが、観客から賞賛されるという達成感を得たい人が文化系になるのかもしんないねぇ…
そして戦いに向かうジョージに…
トム「あ…あの…ジョージ…」
しろがねOの弱点、それは兎にも角にも使命感の無さです。だから限界を超えた力を発揮できないんです。オーナーゼフの言葉を借りれば「全身に何百の武器を仕込んでも腹にくくった”一本の槍”にゃ適わねぇこともある」ということです。ジョージはここでようやく槍を手に入れたということですよ…
血まみれでの一服、これは我々愛煙家にとって憧れの瞬間です。戦場映画とかでも定番のシーンですけど、タバコを吸わない人はこれができないんでしょ?ただ死んでいくだけなんでしょ?なんて可哀想なんでしょね…
さてタバコを吸うという不合理的行動を非難されるジョージでしたが…
さてタバコを吸うという不合理的行動を非難されるジョージでしたが…
ジョージ「飽きたのさ…合理的な生き方にも、ギブアップすることにも、自分の人生に退屈することにもな。」
シュナージー「何を言っているのだ、ジョージ。意味がわからない!」
ジョージ「シュナージー、おまえは…前にここに来た時の…わたしにそっくりだよ。」
シュナージー「私が君に似ているだと?ふん、それがどうしたのだ⁉︎」
ジョージ「でも…違うところも…ある!」
そして両者最後の激突。
ジョージ「あの子供達はピアノをまた弾いてねって…私に!こんな私にだぞ!おまえは言われたことがないだろう…!私は言われたぞ!あの子供達は言ってくれたんだ!」
つーわけでジョージもからくりサーカスという舞台から退場します。
しろがねOというのは作中酷い死に方ばかりしていますが、唯一ジョージだけは安らかな死に顔です。合理的で無駄のない生き方では満足する死にはたどり着けないんですよ、何故ならそこにたどり着けるかどうかは生き方の問題ではなく魂の問題ですから…
一方阿紫花さんの前にはパンタローネ様が。サハラ戦に次いで見逃してもらえた阿紫花さんはこれ幸いとばかりに研究所からの逃走を図りますが…
阿紫花「ここから出てったからって、何があるってんでえ…あるのァ…ずっと昔から持てあましてた相変わらずのタイクツさだけだろうよ…」
偶然なんですが、全く同じ事を2巻で勝が言ってるんです。「昔の自分を殺してしまう」という思いに達したのが1人は子供で1人は殺し屋…気付きにくいところですが何気に印象的なシーンです。
偶然なんですが、全く同じ事を2巻で勝が言ってるんです。「昔の自分を殺してしまう」という思いに達したのが1人は子供で1人は殺し屋…気付きにくいところですが何気に印象的なシーンです。
そんなこんなでやはりパンタローネ様には勝てない阿紫花さんでしたが…
阿紫花「フツーの殺し屋なら…返り…討ちでしょうがね…」