「新しい年が明け、甲子園へのラストイヤー。若葉にそっくりの滝川あかねの出現により心がざわめくコウ、その一方青葉と東の距離が急接近する大事件が発生⁉︎それぞれの思いが揺れる高校二年の冬、そして春。ちょっぴり切ない四つ葉の野球青春ストーリー第12巻です!」と表紙には書いてあります。
丸ごと省略(笑)まぁこれは仕方ありません。春のセンバツと夏の選手権、どっちを漫画に書くかっつったら間違いなく夏ですから。秋季大会や関東大会まで描いておれませんよね…
甲子園を夢見る若人は山ほどいますけど、僕はセンバツを目指してますなんて言う高校球児はなかなか居ませんからね。全ては夏です、春なんてオマケみたいなもんです。
ここで東が参戦してくるのかぁ…
あだち充漫画において恋敵の存在は必要不可欠ですが、達也と南との間に新田が入ってきたパターンとはまた少し違います。東はコウと同じ屋根の下で暮らすチームメイトですから。むしろ達也と和也の関係性に近いか…
そんな青葉は東のバッティングピッチャーを担当してましたが、ここで事件発生。東の打ったボールが青葉を直撃しちゃいます。
そんなわけで骨折して入院した青葉、一葉姉ちゃんに野球漫画を買ってくるようリクエストしますが…高校野球には女の子は出場できない、それはこれがあるからです。卓球やテニスなら男女混合でもいいですよ、当たりどころが悪くたって死にゃしないですから。だけど硬式野球はダメです、当たりどころが悪ければ死んじゃうし、女の子の顔に消えない傷が残る可能性だってあります。野球女子には申し訳ないけども、この危惧を払拭できない限り男女混合での硬式野球は認められないですよ…
MAJORは全78巻、とても病室には持って来れません(笑)野球漫画としてMAJORに勝てる作品は無いんですけどね、ドカベンだってH2だってMAJORには負けるな…
さてあかねちゃんとコウのデートをセッティングする赤石。
自分の好きな女の子が笑ってくれるなら、その傍に居るのは自分でなくてもいい…漢ですねぇ赤石は…
青葉「それにしても…お人好しですよね、赤石先輩…」
愛情と友情、どちらを選ぶのかは難しいところですが、男ならやはり友情を取りたいところです。そーゆー男は女にはモテなくとも男にモテますからね…