さて万太郎のKKD修練、NO RESPECTの2番手として登場したのは…
鬼畜超人ハンゾウ!
日本超人が登場かぁと思いましたが、ハンゾウの出身地は惑星IGAでした(笑)素直に日本でよかったんじゃないかなぁ…
そんなハンゾウとの戦いの舞台は京都の清水寺。だけどもそこに現れたのは万太郎ではなく…
ここで出ましたザ・ニンジャ!
…ゆでたまごはさ、たぶんウォーズマンやジェロニモよりもザ・ニンジャの方が好きなんじゃないかと勘ぐってしまいますな。じゃなけりゃただの悪魔超人がここまで長期に渡って活躍したりはしませんよね…
ちなみにニンジャの年齢を計算するとこの時点で56歳。もう還暦間近ですよ(笑)
さてさっそく順逆自在の術から忍法クモ糸縛りへと繋ぐザ・ニンジャ、これに対してハンゾウは空蝉の術!
この仏像どこから持ってきたのさ(笑)
そんなこんなでやはり年齢には勝てなかったザ・ニンジャに対し、万太郎はギブアップを勧めますが…
ニンジャ「フフフ…お…おぬしら新世代超人ならではの合理的考えでござるな。し…しかし拙者ら旧世代の正義超人のか…考え方は違う…」
そもそもキン肉マンにおいて試合がギブアップで決着するケースなんてまずありません。テリーがロビン戦でやったのが唯一でしょ。サンシャインがギブアップしかけたことはあるけどね…
さらにハンゾウの追い打ち。ハンゾウは自ら造り出した人型にニンジャの弟子のコクモの顔の皮を貼り付けます。
コクモがハンゾウに殺されたのは10年前、それからずーっとハンゾウはコクモの顔の皮を保存していたということになりますな。うん、腐ってますな(笑)
つーわけでハンゾウのこの技で決着!
釣鐘割り!
おぉ…これはなかなか斬新な形では。キン肉マンはあくまでプロレス漫画なんでね、その必殺技のパターンは限られます。タワーブリッジやパロスペシャルのような「関節系」クロスボンバーなベル赤のような「打撃系」そしてキン肉ドライバーやマッスルリベンジャーのように「相手をリングに叩きつける系」さらにアパッチのおたけびやレインボーシャワーのような「その他系」に分類できると思うんですが、キン肉マンにおける最も特徴的な技として「バスター系」の存在が挙げられると思うんですよね。この釣鐘割りという技はバスター系の亜種と呼べる技ではないでしょーか。
さらにハンゾウはトドメをさします。
ここまでやられちゃもう復活はできませんね…
ちなみにザ・ニンジャはブロッケンJr戦で死亡し、いつの間にか生き返った後サタンクロス戦で死亡し、フェイスフラッシュでさらに生き返った後さらにハンゾウ戦でも死亡したという悲し過ぎる戦歴を誇る超人ファイターです。今WEBでやってる悪魔超人vs完璧超人シリーズ、ここでザ・ニンジャの初勝利はあるんでしょーか?
そんなニンジャの死に様を見て逃げ出した万太郎、そこにさっそく現れたのはニンジャの霊。
ニンジャ「これを見ろ。」
キン肉マンの公式記録は23戦なんだ…
多分ね、タッグマッチを含めると23戦では絶対収まらないんですよ、ってことはシングルマッチに限定したとして…
○カレクック
○ラーメンマン
○ロビンマスク
×プリンス・カメハメ
○ジェシー・メイビア
○キングコブラ
○ベンキマン
○ウルフマン
○ウォーズマン
○ステカセキング
○ブラックホール
○アトランティス
○バッファローマン
○スニゲーター
○プラネットマン
○アシュラマン
○悪魔将軍
○ザ・ホークマン
○ミスターVTR
×ミキサー大帝
○キン肉マンゼブラ
○サタンクロス
○キン肉マンフェニックス
この23戦でしょーかね。マッスルブラザーズやマシンガンズでの試合、オメガマン戦やグランドキャニオンでのロビン戦は除外しないと23戦にはなりませんね…
そしてこの23戦で一度も対戦相手を殺めたことがない、これは嘘です。少なくともスニゲーター・プラネットマン・キン肉マンゼブラの3人は確実に殺してるし、ステカセ・ブラックホール・アトランティスもキン肉マン戦後に死亡してます。
つーわけで役目を終えたザ・ニンジャ。
ニンジャ
今生の別れっぽく演出しつつ、すぐにまた化けて出てくるんですけどね(笑)
つーわけで始まる万太郎vsハンゾウの舞台は畳デスマッチ!
袖吊り込み腰ですな。こーゆーのを見ると帯ギュを思い出してしまいますが、袖吊り込み腰の最大の特徴って何か分かりますか?それは「回転が逆」だという点です。つまり右組み手の人間が背負い投げや体落としにいく時には上半身は反時計方向に回転しますが、袖吊り込み腰の場合は時計方向に回転して投げるんです。この万太郎の投げは払い腰っぽくも見えますが、左組み手で組んで反時計回りだから袖吊り込み腰になるんです。
さて万太郎が柔道ができる理由、それは父親にありました。
後ろでウォーズマンとラーメンマンも柔道着を着てますが、やはりロビンの柔道着姿はレア。やっぱり鎧は脱いでいるのでしょうかね?
そして万太郎がハンゾウに立ち向かえた最大の理由はその魂にあるとミンチは推理。
初代キン肉マンは産まれてすぐに地球に放り出されて日本で育ちましたからね、日本超人だといえるでしょう。だけど万太郎は生まれも育ちも生粋のキン肉星だということを忘れてはいけません。超人オリンピックでは普通に日本代表で出場しちゃいますけどね…
さてここでハンゾウがとっておきの忍術を披露してくれます。変身するんですよ。まぁキン肉マンにおいて変身すること自体は珍しくはないことです、スニーカーに変身した超人もいましたし、通天閣に変身した超人もいましたし。だけどこのハンゾウの変身は脈絡が無さすぎて笑っちゃいます。
なぜにここでカブトガニ(笑)
そんなこんなで瀕死の万太郎の前にまた出てきたザ・ニンジャ。
キン肉マンは一度も死ななかった、これも嘘です。悪魔六騎士スニゲーター戦において試合後に死亡してます。ニンジャの言ってることは嘘ばっかし(笑)
つーわけで復活した万太郎、ロープは切断されているがために使えないと思われたマッスルミレニアム、それをリングに空いた穴へと方向転換!
なかなかね、新必殺技というものは読者に浸透しません。たしかに振り返ってみるとキン肉ドライバーやマッスルスパーク、ロビンスペシャルといった「新」必殺技の浸透度はイマイチなんよ。一度読者に染み付いたイメージはなかなか払拭できません、よっぽど斬新な技じゃないとね…
さてここでストーリーは一時中断し、キン肉マンⅡ世におけるキャラクター人気投票へ。その結果は…
1位 ケビンマスク
2位 ジェイド
3位 ?
4位 キン肉万太郎
5位 ブロッケンJr
6位 スカーフェイス
7位 チェックメイト
8位 キン肉スグル
9位 キン肉アタル
10位 テリーザキッド
10位 セイウチン
問題なのはほとんど登場していないこの超人が3位にくいこんだことです。
「おぉ…」じゃねーよ(笑)なぜここで背景にこの4人の超人を使ったのか、その意味が俺には分からん。まぁプリプリマンはインパクト重視だとしてもよ、なぜにここでビッグラジアル?「おぬしにサラバを言うのは二度目だが…これが本当の別れじゃ。」