さてここからはリタの昔話。両親をギタイに殺され軍に入隊したリタ、戦場で偶然こいつを見つけちゃいます。
ギタイ・サーバ!
このギタイサーバはね、時間を戻すことができちゃうんです。自軍が不利になった時、もしくはこのギタイサーバ自身が破壊された時には戦闘開始前に時間を戻すことができちゃうわけです。
たしかにそのとーりですな。分かりやすく言えばさ、このオールユーニードイズキルという漫画における人間達というものはテレビゲームにおける敵側の立場なんですよ。プレイヤーキャラクター側は全滅しようがリセットさえしちゃえばまた何度でも挑戦することができますからね、ギタイ側は何回だってやり直して挑戦できるのに対し人間側はひたすらその挑戦を受け続けるしか選択肢が無いということなんですよね…
ギタイサーバだけを破壊してもバックアップがいるのでループしちゃいます。まずバックアップを破壊してからギタイサーバ本体を破壊しなくちゃいけません。つまり俺がテレビゲームに登場する悪のボスキャラだったとすると、まず冒険の書的なセーブデータを破壊してからプレイヤーキャラクターを倒すということです。
つーわけで世界各地を転戦するリタ、もちろんその各地の戦闘ではループが行われているわけで、リタはその各地で兵隊に対しまず何か質問することにしてるわけです。
そして3年後、リタが質問する前にその質問に答えたのは、右手の甲に159の数字が刻まれたキリヤ。
ループに巻き込まれてそこから脱したリタと、ループに巻き込まれているキリヤがここで出会ったわけです。
160周目に突入。そんな簡単にハッピーエンドにはさせてもらえませんよねぇ…
そして運命の160周目。
リタ自身には今回の戦闘においてループに巻き込まれているという認識はありません。あくまでも今回のループを認識できているのはキリヤ1人だけなんです。
なぜ前回ループを抜けられなかったか、それはループを繰り返したリタとケイジの脳が変質し、ギタイのバックアップサーバと同じ役割を果たしてしまっていたからです。
酷い話です。どーやったってハッピーエンドは望めません。まぁ逆にこーゆーところがハリウッドに受け入れられたんでしょーけたどね。
つーわけで勝ったのはキリヤ。
そんなこんなでラスト。
うん、なかなか面白い話だったと思いますよ。ハリウッド版では相当ストーリーをイジられた挙句にハッピーエンドにまで持ってかれてましたけどね(笑)