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きよの漫画考察日記1879 新世紀エヴァンゲリオン第14巻

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ついにエヴァンゲリオンも最終巻です。上手く考察できる自信は全くありませんけどね…

お月様

さて巨大綾波の額に突き刺さるロンギヌスの槍。
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なんか卑猥ですな(笑)

さてその頃地上では、全ての人類が消滅していきます。
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どうやらこの綾波らしきものは、その人の一番大切な人に姿を変えるようです。日向くんは完全にミサトさんに惚れてましたからね…

さらにマヤちゃんの前には…
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この2人の間には同性愛の香りを感じますね…

そしてアスカの前には加持さん。
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アスカはシンジに惹かれつつあるような感じもありましたが、加持さんには勝てなかったか…

つーわけで消えた人々のATフィールドが集まって…
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う~ん、どーなっちゃうんでしょーか?

そして碇指令は長年の望みを叶えます。
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この碇ユイは碇ユイなのか、それとも綾波もどきが化けたものなのか、よくは分かりませんでしたが、まぁ碇指令の目的は達成されたんでしょう。

つーわけで…
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人類補完計画を推進してきた碇指令、しかし最後は彼だけ補完されなかったということなんでしょうか。結局最後まで俺の脳では人類補完計画というものがよく分かりませんでした…


そんなわけでシンジはどーなったかというと…
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小魚のように見えるのは人類です(笑)
そしてこれがこーなります。
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肉体が消え去って意識だけが残ったというところなんですかね…
そしてさらにこーなります。
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これが綾波曰く、シンジが望んだ世界。
綾波「誰も悲しまない、誰も苦しまない、争いも、諍いも、支配も、服従も、飢えも、寒さも、痛みも、なにもない幸せな世界…」
そりゃ肉体も意識も無けりゃ人は苦しむことはないですし、他人が居なけりゃ傷つけられることもありませんわな…

しかしシンジはこの世界を否定。
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シンジ「ここには幸せなんてないよ。悪いこともないけど、いいこともない。死んでいるのと同じだ。」
これに対して綾波は…
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ATフィールドというものを俺はよく理解できていませんでしたが、なんとなく分かったような気がします。夫婦だろうが親子だろうが心の壁というものは少なからず存在するわけですが、その心の壁とは自分を守るものではなく閉じ込めているものなんだという事ですな。
…じゃあ使徒やエヴァが使ってたATフィールドって何だったんでしょうか(笑)

さてこれに対しシンジは…
シンジ「いいんだ。父さんは僕に、人と人とが完全に理解し合うなんて不可能だと言ったけど…」{7ED5FB0C-7F42-49CB-9F69-82BAA6EF6629:01}
シンジ「確かめなきゃ、僕のこの体で。確かめて、結局は苦しむだけでやっぱりダメだってわかったとしても、でも…」
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う~ん、キレイに収まった感じですね。エヴァンゲリオンってのは振り返ってみると自閉症気味のシンジと自閉症気味の綾波の物語ですからね。他人に対して心を閉ざしてきた2人だったからこそ、お互いに心が通い合った刹那の瞬間を感じ取ることができたのかもしれませんしね…

さてこれに対して綾波は…
綾波「このままひとつに溶け合っていれば、もう何も感じなくてすむのに。楽なのに、心地いいのに。戻るのね、元の世界へ。他人の手が、声が、あなたをまた傷つけるわ。」
シンジ「いいんだ。」
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シンジ「綾波、でも僕はそれでも…」
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人間社会で生きていれば悲しいことや辛いことは多々あります。人と人が触れ合えば、傷つけられることもあるし傷つけてしまうこともあります。それでも人は人と共に生きていく、それは人と人が触れ合った時の温もりの記憶が、優しさの記憶が、愛しさの記憶が、悲しみや辛さを凌駕するからなのかもしれませんねぇ…

つーわけでシンジと綾波が手を繋いだその瞬間、巨大綾波の首が裂けます(笑)
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さらに…
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意味が分からんのさ(笑)
まぁ俺なりに勝手に解釈するならば、綾波がシンジの思いに応えたことにより、使徒の体内に囚われていた人造使徒ともいえるエヴァが解放されたというところなんでしょうか?

そしていよいよ綾波レイとの別れの時。
綾波「碇君、ありがとう。これでお別れ。私、良かった。碇君と出会えたこと。」
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綾波が涙を流したことは以前にもありましたが、自分の感情に従って涙したのは初めてですかね…

そしてラストのセリフは…
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うん、合ってるよ…

そして塵となった綾波と全人類のATフィールドは地球へと降り注ぎます。
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問題なのはここからどうなるかですよね…

そして最終話1コ前へ。
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題名が「ありがとう∞さようなら」とはかっちょいい。エヴァのかっちょ良さはタイトルから始まってますからね。ちなみにアニメ版エヴァの各話タイトルは以下の通り。
第1話 「使徒、襲来」
第2話 「見知らぬ、天井」
第3話 「鳴らない、電話」
第4話 「雨、逃げ出した後」
第5話 「レイ、心のむこうに」
第6話 「決戦、第3新東京市」 
第7話 「人の造りしもの」
第8話 「アスカ、来日」 
第9話 「瞬間、心、重ねて」 
第10話 「マグマダイバー」
第11話 「静止した闇の中で」 
第12話 「奇跡の価値は」 
第13話 「使徒、侵入」 
第14話 「ゼーレ、魂の座」
第15話 「嘘と沈黙」 
第16話 「死に至る病、そして 
第17話 「四人目の適格者」
第18話 「命の選択を」 
第19話 「男の戰い」
第20話 「心のかたち 人のかたち」 
第21話 「ネルフ、誕生」
第22話 「せめて、人間らしく」
第23話 「涙」
第24話 「最後のシ者」
第25話 「終わる世界」
第26話 「世界の中心でアイを叫んだけもの」
どれが一番かを決めるのは非常に悩みますが…俺はこれを推します。
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これが一番ビビビときますよねぇ…

そしてシンジの前に現れたのは碇ユイ。ユイ曰く全ての人の心には復元力があるとのことでしたが…
シンジ「でも、母さんはどうするの?」
ユイ「見守るわ。これからもずっと、あなたが生きている限り。」
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少なくとも初号機と弐号機において、エヴァとは戦闘兵器ではなく母親です。この事実を踏まえた上で、最初からエヴァンゲリオンを読んでみないとダメだなぁ…

そして姿を見せた碇ユイ。
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こーゆー木を見ると小林亜星を思い出してしまうなは俺だけではないはず(笑)

さらにその後ろには碇指令。
碇指令「生きろ。」
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太陽と月と地球、これはやはり親子関係を比喩しておるんでしょうな。碇ユイが太陽のような気もしますが、このシーンにおける3人の立ち位置順から推察するなら太陽が父で月が母、子供が地球といった感じなんでしょうか。太陽のように子供の未来を照らしだすのが父親、月のように地球である子供に寄り添い続けるのが母親といったところでしょうか…

そしていよいよ最終話、舞台は高校受験のために上京するシンジのシーンから。
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人類の補完が否定され、復元された世界です。これをパラレルワールドと呼ぶのかどうかは分かりません、シンジが戦っていた世界から何万年後の世界なのかも分かりません。そこは人それぞれの解釈でいいんでしょう。

そして…
「いたいいたいいたい!」
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これはシビれるシーンです。この2人の未来にどんな運命が待っているのかは誰にも分かりません、もう二度と出会わない確率の方が高いのかもしれない。でも…生きていればその可能性はゼロにはなりませんよね…

さらにここで偶然にケンスケとも再会。
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最終話で久しぶりに登場したケンスケがスパイスとして非常に効いてます。

つーわけでいよいよラスト。
シンジ「がんばろう。自分の歩く道は自分の足で探すんだ。」
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最後はミサトさんのペンダントかぁ…

うん、お腹一杯です。もちろん理解が困難な部分も多々ある物語ではありましたが、全て読み終わった後に満足感を多少なりとも感じ取れるのならそれで十分なんでしょう。アニメ版のラストは物議を醸しましたからね、一応これでエヴァンゲリオンは完結と考えていいんだと思いますよ…





…と思ったらさらにもう一話収録されてました。大学生時代の碇ユイの後輩が登場します。
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そんな後輩の女の子に自分のメガネをかけてあげるユイ。
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どこかで見たことある子ですよね…
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こんな話をみせられちゃったら、そりゃ劇場版を見たくなっちゃいますよ…

ちなみに俺は劇場版を見たことはありませんが、最新作であるヱヴァンゲリオン新劇場版:Qでは作中から14年後のミサトさんが反ネルフ組織「ヴィレ」なるものを組織し碇指令と反目し、14年ぶりに目覚めたシンジは首に爆弾を付けられてヴィレに監視されておるそーです。そんなぶっ飛んだ展開になっていると聞くと気になっちゃいますからね、機会があれば観てみようと思いまーす。

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