キン肉マン!
いや、キン肉マンの考察は既に終わってはいたんですけども、やり直したい理由が2つあるんです。1つ目の理由は「あまりに従前の考察が薄っぺらいから」こいつのキン肉マンへの愛はこんなもんかと思われちゃ悔しいですからね。そして2つ目の理由は
「新装版が出たから」賢明な読者なら分かるでしょーが、キン肉マン第1巻の表紙は本来こっちなんです。
これをね、表紙だけ書き直して新装版として売り出したんですよ。普通なら「中身一緒だろ、セコい商売しやがって」と思うところなんですが、キン肉マンに関しては別。即買いです(笑)
そんなわけでもう一度、今度はちゃんとやります、キン肉マンの考察を!
さてキン肉マン第1巻で最初に気になったのは、コマの外の©でした。
ちゃんと円谷プロから著作権使用許可を取ってたことの意外性が笑えた(笑)
つーわけで記念すべきキン肉マン初登場のシーンはこちら。
さすがに主人公であるキン肉マンのフォルムは初登場時からあんまり変わってはいません。がしかし初登場時と現在とでは大きく異なる点が1つ、それは
「色」です。キン肉マンが初めてジャンプに連載された時の表紙はこんなんですから。
つーわけで地球を襲う怪獣たち、まずはこいつ。
このエラギネスという怪獣は、キン肉マンが週間連載される前に読み切りとして描かれた作品に登場した怪獣です。このエラギネスがいなければもしかしたらキン肉マンという長期連載作品は世に出ることがなかったのかもしれないんですよ…
さらにキン肉マンには怪獣だけでなく宇宙人も登場します。
アクロバット星人!
正直こいつを覚えてる人はほぼ皆無でしょうが、実はこのアクロバット星人はキン肉マンⅡ世に登場するんです!アクロバット星人と30年ぶりくらいに再開した俺は震えましたからね(笑)
そんな怪獣たちに対してキン肉マンはこの一言。
「へのつっぱりはいらんですよ」まさにキン肉マンを代表する金言です。この一言だけで子供時代の情景が脳裏に蘇りますからね、そんなセリフは他には「お前はもう死んでいる」だけでしょ…
そんなわけで新必殺技を編み出したキン肉マン。
キン肉マンの初代OPソング「キン肉マン Go Fight!」の歌詞にも登場するキン肉ビーム、アニメだと頭のトサカから放つんですが、原作では交差した足から放ちます。初期は完全にウルトラマンのパロディ路線なんですね…
がしかしキン肉ビームはエネルギー消費が激しいんです。
勘違いしている人もいますがキン肉マンの好物はニンニクではありません。キン肉マンにとってニンニクはエネルギー源であり、好物は牛丼とココアです。趣味はプロレス観戦と寝ることで、特技が牛丼の早食いです。キン肉マンのプロフィールくらいは正確に覚えておかなければいけませんね…
つーわけで記念すべきキン肉マン第1話のオチはこんな感じ。
この第1話を読んでさ「キン肉マンって面白い」と思う子供は今の日本にはおらんでしょな。俺たちは懐かしさという貯金があるからなんとか読めるけど、それが無い人にこの漫画を勧めるのはツラいわ…
さて、第2話。キン肉マンはコンサートを観に大阪へ。
このチケット、席番が「C席 は例 32番」になってます。「列」とすべきところを「例」にしてあるのが意図的なのか単なる誤植なのか、作者がゆでたまごだけに判断が難しいとこです…
つーわけでこの2人が登場。
キン肉マンを愛する読者なら超人レスラーの名前は覚えてて当然。怪獣の名前を覚えてようやくマニアの域でしょうが、真のマニアはこーゆーどうでもいい登場人物に細心の注意を払います(笑)
さてここで注目。
よーく見てみましょう。そーです、キン肉マンの名物キャラ、アデランスの中野さんがここで初登場!
ちなみにそのモデルは当時のキン肉マンの担当編集者。俺たちの世代なら誰でも知ってる超有名人である中野さん、一度お会いしてみたいね…
さてマリちゃんの気を引くためにキン肉マンは子分怪獣を使います。
ゴリザエモンについて深く語ろうとは思いませんが、とりあえず身長2mで体重2000kgは重すぎます(笑)サンシャインとザ魔雲天の2人合わせてようやく2000kgですからね…
そんなわけでキン肉マンはゴリザエモンに仕事を依頼。
当然のように手渡される500円札(笑)ここにも時代を感じるね…
さて第3話。改めて読み返してみると何故かここまでしっくりこなかったキン肉マンのストーリー展開、それはこの子がいなかったからです!
びっくりするほど初登場時が可愛くない理由は兎にも角にもメガネです。ツルが要らないんですよね…
ちなみにミート君の声はドカベンのサッちゃんと同じ声です。言われてみれば「王子~!」と「葉っぱ~!」は同じですわ。
そんなミート君によりキン肉マンの出生の秘密が語られます。
大王の顔が全然違うのはご愛嬌ですな。まだ若かりし頃ということで黙認しましょう。
ちなみにキン肉大王の声はブラックホール・アトランティス・ジャンクマン・ネプチューンマンと同じです。声優を使い回さざるをえないほど予算が無かったのかねぇ…
そしてキン肉大王よりも問題なのはこの人です。
一目で分かるでしょうが「ママ」の文字がありません。なんとか女性っぽさを出すために必死にまつ毛を伸ばしたゆでたまごの作画努力が感じられますな(笑)
ちなみに「小百合」という名前は原作には登場しません。アニメでもずーっと「ママ」か「王妃」だったんですが、アニメの王位争奪戦で初めて名付けられたそうです。
そしてキン肉マンが王子であることの証がこれです。
キン肉族の証であるこのKINマーク、シュラスコ族のミートくんになぜ付いているのか?なんてことをツッコむのは野暮ってなもんです。1巻~5巻くらいまでの設定は全て無かったことにする方がキン肉マンは読みやすいです(笑)
さてキン肉マンをキン肉星へ連れ戻すためミートくんが連れてきたのが…